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小田貫湿原

2022年04月21日掲載

小田貫湿原は標高約680m、田貫湖から直線で約500m北(徒歩15分程度)に位置する湿原です。


多くの湿原が消失する中、小田貫湿原は小規模ではありますが富士山西麓では唯一の残された湿原であり、当市では数少ない、貴重な生物が確認できる湿原となります。

6月から9月頃まで、湿原内に様々な花が咲いている風景を、季節ごとにご覧いただけます。6月から9月頃まで、湿原内に様々な花が咲いている風景を、季節ごとにご覧いただけます。
(2021年9月撮影 湿原中央部)

小田貫湿原について

湿原内には大小様々な池が点在しています。湿原内には大小様々な池が点在しています。
(2021年9月撮影 湿原東側)

 
小田貫湿原は、富士箱根伊豆国立公園(富士山地域)の第2種特別地域に位置し、富士山麓に残された数少ない湿原の一つです。
湿原は東・中・西の3つに分かれていて、一番大きい西側の湿原は約1.5ヘクタールの広さがあります。
湿原中央を通る木道から、四季折々の湿性植物や動物を観察することができます。
湿原内の植物は、アサマフウロ、カサスゲ、ノハナショウブ、モウセンゴケなど63種が確認されています。
トンボは、アオイトトンボ、コサナエなど29種が確認されており、このほか蝶や両性類などの湿原特有の動植物が多数生息しています。

多種多様な生物が生息する、富士山麓の自然の豊かさを感じられる貴重な湿原となります。田貫湖周辺までお越しの際にはぜひ足をお運びいただき、自然観察の場としてご利用ください(入園は無料です)。
湿原までの交通機関は、田貫湖までバス運行がありますが、発着台数が少ないため、自家用車の利用が最適です
(湿原南東側に駐車場がございます)。
 

2019年2月撮影 湿原中央・東2019年2月撮影 湿原中央・東

2019年2月撮影 湿原全景2019年2月撮影 湿原全景

所在地

小田貫湿原フォトギャラリー

小田貫湿原内池小田貫湿原内池 (2021年9月撮影)


湿原内にはこのような大小の水場が点在し、周辺一帯へ水を行き渡らせています。
これらの水は、降水のほか、河川表流水、地下水が滲み出て供給されています。

小田貫湿原内池小田貫湿原内池 (2021年9月撮影)


湿原池に秋の青空が写り込んでいます。

小田貫湿原内池小田貫湿原内池 (2021年9月撮影)

小田貫湿原内池小田貫湿原内池 (2021年9月撮影)


環境省においても「重要湿地」として指定を行っています。

アサマフウロとミツバチアサマフウロとミツバチ


8月から9月頃には、アサマフウロの花が多く開花し湿原を彩ります。

ノハナショウブノハナショウブ


6月から7月にかけて、湿原内の水場にはノハナショウブの群生が見られます。

コオニユリコオニユリ


7月から8月にかけては鮮やかなコオニユリの花が見られます。

モリアオガエル卵モリアオガエル卵


モリアオガエルが水場の上にかかる木の枝に卵を産みつけます。

オカトラノオオカトラノオ


オカトラノオも湿原内各所で見られます。

サワギキョウサワギキョウ


8月から9月にかけて、目を引く鮮やかな色のサワギキョウをご覧いただけます。

様々な生き物が、皆さまのお越しをお待ちしています。(シカ 小田貫湿原北側林内)様々な生き物が、皆さまのお越しをお待ちしています。(シカ 小田貫湿原北側林内)


 ※湿原内への立ち入り、動植物の採取は厳にお慎みください。湿原内への立ち入り、動植物の採取は厳にお慎みください。
自転車、オートバイでの乗り入れは行わないでください。

関連リンク

小田貫湿原乾燥化防止対策検討のための調査について

富士宮市では、かつて多くあった湿原が消失する中で、富士山西麓で唯一残された湿原である小田貫湿原の、貴重な植生や湿原環境を残してゆくため、植物および地質・水象に関する基礎データを収集し、富士宮市自然環境保全審議会の助言を得ながら、乾燥化防止対策計画を策定するための調査を行っています。

令和元年度

令和2年度

令和3年度

お問い合わせ

環境部 花と緑と水の課 自然保全係

〒418-8601 静岡県富士宮市弓沢町150番地(市役所4階)

電話番号: 0544-22-1169

ファクス: 0544-22-1140

メール : midori@city.fujinomiya.lg.jp

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