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~地元出身 甲斐みのりさんが案内する~富士宮めぐり_vol.16~

2021年06月18日掲載

富士宮市出身で、文筆家の甲斐みのりさんが、富士宮をめぐり、案内する「みやめぐり」。毎週金曜日に、富士宮市LINE公式アカウントで配信しています。

アーカイブ~甲斐みのりの「みやめぐり」~

甲斐みのりの「みやめぐり」vol.22

「文具の蔵 Rihei」

富士山の恩恵を受ける水のまちとしても知られる富士宮。市街地には民家の敷地内に小川が流れていましたが、その川を店内に組み入れて橋をかけ、アヒルの“がー太店長”が出迎えてくれる、100年の歴史ある文具店。裏庭には、「吉澤家住宅煉瓦蔵」として国の登録有形文化財に指定される蔵があり、ギャラリーとして開放されているので自由に見学ができます。
店の発祥は、江戸時代末期に近江国出身の吉澤利兵衛が開いた油屋。明治初期に吉澤文具店として紙や文具を扱い始め、平成になり、初代の名をとり屋号を「文具の蔵 Rihei」と改めました。
オリジナル商品も多数取り揃える中、富士山ブルー、富士宮やきそばオレンジ、朝霧高原グリーンなど、オリジナルカラーを取り揃えた万年筆のインク「宮洋墨(みやいんき)」が評判に。富士山モチーフの文具やバッグ、静岡県内の小学生の通学の必需品「横断バッグ」など、デザイン性に富んだ富士宮みやげと出合えます。

R3.6.18配信
文・甲斐みのり
写真・鍵岡龍門

甲斐みのりの「みやめぐり」vol.21

「Mt.Fuji Brewing」

富士山本宮浅間大社の東隣に位置し、背景に富士山を抱くブルワリーレストラン。富士山の湧水を使って醸造するクラフトビールと、肉・鱒・野菜など地元の食材を使った窯焼き料理を味わえます。レストランでは、常時3~4種類のクラフトビールがメニューに並び、瓶詰めされたボトルビール「黒鳶富士」「琥珀富士」「柑子富士」「焦香富士」は、富士宮みやげとしても喜ばれます。
注連縄などの祓具(はらえぐ)に用いられる白い紙・紙垂(しで)をイメージした二段構えの大屋根が目を引く建物の設計は、谷尻誠氏・吉田愛氏率いる建築設計事務所「SUPPOSE DESIGN OFFICE」が手がけています。

R3.6.11配信
文・甲斐みのり
写真・鍵岡龍門

甲斐みのりの「みやめぐり」vol.20

「富士高砂酒造」

創業は天保元年。近江国の山中正吉翁が、東海道の吉原宿で能登杜氏と意気投合して、富士山本宮浅間大社の西側に酒造を構えたことに始まります。初代は世相が暗く飢餓が続いた天保年間に、夫婦愛や長寿を謡う謡曲「高砂」を銘につけることで、清く和やかな世の訪れを願ったそうです。
仕込み水は、100年の歳月をかけて敷地内にこんこんと湧き出る柔らかな富士山の伏流水。原料米は、静岡県産の山田錦、北長野の美山錦、北陸の五百万石など。蔵に自生する乳酸菌・硝酸還元菌を利用して、杜氏が能登流の山廃仕込みで米の旨味を最大限に活かし、まろやかな中にほのかな甘味を感じる酒質に。ほのかに甘く飲みやすい「高砂 山廃 純米吟醸」、山廃本醸造に朝霧高原のヨーグルトをブレンドした「高砂ヨーグルト酒」、シャンパンのような「スパークリング酒」など、お酒の種類も豊富。
要予約で見学できる酒蔵の2階には、明治時代に神仏分離がおこなわれるまで富士山頂に祀られていた、8体の富士山下山仏(薬師如来像)が安置されています。

R3.6.4配信
文・甲斐みのり
写真・鍵岡龍門

甲斐みのりの「みやめぐり」vol.19

「tomoshibi」

駅前通りの中央町交差点前で、女性が一人で営むクレープの店。店主はもともと、油で揚げたクレープのような、タイや東南アジアの国々で親しまれるロティ専門店を開きたかったというだけあって、食感も具材も個性的。生地はパリパリになるまで具材と一緒にじっくり焼き上げるクリスピータイプで、重たくならず最後まで軽やかに味わえます。
人気のメニューは、ヘーゼツナッツとチョコレートのスプレッド、ヌテラとバナナを合わせた「ヌテラ・バナナ」や、卵・バナナ・ミルクの意外な組み合わせ「エッグ・バナナ・ミルク」、ガパオライスの具を挟んだ「タイバジルチキン・エッグ」。デザート系からおかず系まで取り揃っています。
屋内外に小さな飲食スペースがあり、学生、買いもの帰りの家族、旅行者、ペット連れの方まで、パリパリ、もぐもぐ、クレープを頬張る姿が。仕事帰りに立ち寄れるようにと午後7時まで営業をおこない、商店街を小さな灯火で照らしています。

R3.5.28配信
文・甲斐みのり
写真・鍵岡龍門

甲斐みのりの「みやめぐり」vol.18

「富士山ゲストハウス掬水」

かつては富士登山者が身を清めた、富士山本宮浅間大社・湧玉池のほとりにあり、まるで池に浮かぶように建つ〈富士山ゲストハウス掬水〉。昭和初期に創業し、“水が掬(すく)えるほど近い”ことから掬水と名付けられた割烹旅館をリノベーションし、2019年にオープンしました。増改築を繰り返し複雑な作りの建物内部は、昭和の時代の緻密(ちみつ)で美しい職人技を残しながら、機能的に再生しています。
客室は、湧玉池を眺めて過ごせるドミトリー(女性専用あり)や個室、富士山本宮浅間大社の森に面した離れなど、幾つかのタイプが。男性専用シャワールームの富士山と天女の漆喰絵や湯気抜き天井も見所です。
窓を開ければ眼下に湧玉池が広がり、こんこんと湧き出る水音が響く共有スペース「水の間」は、カフェ・バーとして営業するラウンジで、コーヒーやクラフトビールを注文すれば、宿泊せずとも利用可能。昔は芸者が舞を踊り、華やかな宴が催されていたといいます。
富士山好き、歴史好き、建築好き、パワースポット好き、様々な人が集う宿。富士宮観光の拠点として頼りになる存在です。

R3.5.21配信
文・甲斐みのり
写真・鍵岡龍門

甲斐みのりの「みやめぐり」vol.17

「杉山ダルマ店」

富士市の〈開運 富士 毘沙門天〉で催される日本三大だるま市の一つ「毘沙門天大祭 ダルマ市」で、100年近くだるまを販売する、大正末期創業の〈杉山ダルマ店〉。初代は静岡市の〈沢屋だるま店〉(現在は廃業)からだるまを仕入れてダルマ市に出店していましたが、昭和初期には初代の息子が沢屋でだるま造りの修行を行い、無病息災・家内安全の願いを込めた、富士市吉原地域独自の「鈴川だるま」を手がけるように。その特徴は穏やかな顔の表情と、馬の毛を付けた髭や眉。サイズは大小さまざまあります。終戦前後から稼業に携わってきた3代目は、父と同じように張子造りから行なっていましたが、3代目の甥にあたる芦川博將さんが4代目を受け継いでからは、仕入れただるまに絵付けをしています。作業場を富士から富士宮に移したのは昭和60年代。昔は毘沙門天の周辺に数軒のだるま店がありましたが、現在は静岡県東部で2軒のみ。
コロナ禍で毘沙門天大祭が中止になった2021年は、青色の「富士山達磨」が数量限定で工房に並んでいます(販売は工房のみ・なくなり次第販売終了)。

R3.5.14配信
文・甲斐みのり
写真・鍵岡龍門

甲斐みのりの「みやめぐり」vol.16

「天竺屋」

製氷業、かき氷屋、居酒屋、銘茶販売と、4つの顔を持つ「天竺屋」。約200年前の文政元年に創業した氷屋「渡辺冷蔵」に始まり、当代で7代目。3代目は冬場の商いにと、静岡名産のお茶の卸売りなど複数の商売を始め、その時代に木材など高価なものも扱っていたため、高いもの=天竺(てんじく)という意味で「天竺屋」という屋号が付いた。町議会議員だった4代目は、大宮町と富丘村が合併して富士宮市となった際、初代(臨時)市長を務めました。長きに渡り富士宮の発展を見守ってきた老舗です。
限りなく透明で、ふわふわでマイルド、溶けにくいと評判の、氷屋ならではのかき氷は、48時間かけてゆっくりと凍らせた純氷と、生の果物を贅沢に使った手作りシロップを使用。中でも、富士宮の郷土料理「ゆで落花生」味のかき氷が一番人気。ゆで落花生のつぶつぶ食感と塩味、落花生シロップと黒蜜の組み合わせが絶妙です。4月下旬~11月の連休は、屋外でもかき氷を味わえます。100種以上の品書きが並ぶ夜営業の居酒屋では、富士宮やきそば×純氷ハイボールの組み合わせも好相性。

R3.5.7配信
文・甲斐みのり
写真・鍵岡龍門

vol.16以前の配信(vol.1~15)は以下のリンクからご覧ください

冊子「甲斐みのりのみやめぐり」は以下のリンクからご覧ください

甲斐みのりさんプロフィール

甲斐さんは、富士宮市出身の文筆家(エッセイスト)で、旅やお菓子、雑貨などを主な題材に、書籍や雑誌などに多数執筆。
食・店・風景・人、その土地ならではの魅力を再発見するのが得意。
地方自治体の案内パンフレットの制作についても実績がある。
(宮崎県川南町、東京都杉並区、和歌山県田辺市ほか)

*富士宮市LINEにて毎週金曜日に配信中*

地元出身・甲斐みのりさんの「みやめぐり」。
毎週1つずつ、配信します。

甲斐さんの優しく温かな文と、どこか懐かしさを感じる写真を見て、ほっと一息ついてみては?
地元の人にも、まだ富士宮を訪れたことがない人にも、おすすめのコンテンツです。

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