分電盤タイプの感震ブレーカーは電気工事が必要で高価であり、性能の劣化もある。簡易タイプは安価で取り付けも簡単であるため、補助金で全戸へ普及させたらどうか。
2024年08月01日掲載
市長からの回答
「簡易タイプ」の感震ブレーカーについては、補助制度の創設時に、補助対象とするかどうか検討をいたしました。
検討の過程において、簡易タイプは、工事の必要がないため、だれでも簡単に設置ができ、安価であることから、市民の皆様への普及について一定の効果がある一方で、購入者自らが取り付けるため、設置方法により作動の信頼性にばらつきが生じる可能性があることや、地震発生と同時に電源が遮断されてしまうため、夜間に避難する際の照明の確保ができないこと、分電盤の形状によっては設置ができない場合があることなどのデメリットがあることが分かりました。
このため、市では、内閣府の「感震ブレーカー等の性能評価ガイドライン」で定める「出火予防性能」と「避難安全等確保機能」から、分電盤タイプが市民の生命、身体及び財産をより確実に守ることができると判断し、補助金交付の対象と定め、普及啓発活動を行っております。
なお、簡易タイプについて、引き続き調査・研究を重ねるとともに、補助対象の拡充や普及啓発方法についても検討してまいります。
担当:危機管理局 0544-22-1319