1．都市再生整備計画とは

地域の歴史・文化自然環境等の特性を活かした個性あふれるまちづくりを実現し、都市の再生を効率的に推進することにより、住民の生活の質の向上と地域経済・社会の活性化を図ることを目的として、平成16年度に創設されました。(当初は「まちづくり交付金事業」)

2．まちづくり交付金事業(富士宮駅周辺地区)事後評価の公表

富士宮市では都市再生整備計画事業を活用し、富士宮駅周辺地区において、まちの賑わいの再生と活力の向上を目指すこととし、平成16年度より事業を始め平成28年度に第3期事業を終えました。

都市再生整備計画事業は、事業終了年度に事後評価を行い、目標の達成状況を確認することとなっていることから、「都市再生整備計画事業評価委員会」を開催し事後評価を行いました。
その結果を事後評価結果として公表します。

3．まちづくり交付金事業(富士宮駅周辺地区)の事業概要

(1)地区名

富士宮駅周辺地区

(2)面積

276ha

(3)計画期間

平成26年度～平成28年度

(4)目標

大目標：世界遺産富士山の門前町の歴史と文化を活かした歩いて楽しいまちづくり

• 目標1：中心市街地の拠点である浅間大社等の周辺の道路整備・景観整備を行う事で、潤いある歩行者空間をネットワーク化することにより、歩いて楽しいまちを創出する。
• 目標2：世界遺産である「富士山」への玄関口であり、構成資産である「富士山本宮浅間大社」の門前町にふさわしい歴史と文化を活かしたまちを創出する

(5)目標を定量化する指標

当初設定した3つの「指標」と新たに設定した2つの「その他の指標」を加えた合計5項目の指標を使い、事業効果を検証しました。当初設定した3項目中1項目で目標を達成し、事業効果があったことを確認しました。

(6)今後のまちづくり

• 富士山世界遺産センターの開業により、周辺の歩行者通行数が増加しており、新たな「たまり場」づくり、宿泊施設の誘致、電線地中化、神田川ライトアップ、民間飲食施設の誘致等により、滞留空間の整備を図り、夜間の滞在も含めた魅力的で快適なまちなか空間を創出する。
• 富士山世界遺産センターの開業により、駐車場待ちによる渋滞が土日等に発生しており、イベント開催時等も含めた駐車場混雑時の迂回誘導方策を検討し、観光客にとって快適な交通環境を構築する。
• 市道の線形が不良で急カーブで見通しが悪い箇所、事故多発箇所、歩道未設置箇所等の道路拡幅、歩道整備を図り、さらに安全・安心で快適な交通空間を創出する。
• 商店街アーケードの整備の促進やイベントの支援を行い、中心市街地東西軸の集客施策により、まちなかの活性化を図る。

(7)事業位置図

4．都市再生整備計画事業(富士宮駅周辺地区第3期)の事後評価結果

都市再生整備計画事業(富士宮駅周辺地区第3期)の事後評価結果です。

• 都市再生整備計画事後評価結果 (PDF 329KB)