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郷土資料館移動展示 富士宮市指定文化財「平等寺三門」展

2024年09月13日掲載

次回、開催予定の展示についてお知らせします。

〇富士宮市指定文化財「平等寺三門」展
 日時:令和6年9月19日(木)~令和6年9月25日(水)

富士宮市指定文化財「平等寺三門」

 昭和60年(1985)3月、富士宮市指定文化財(有形文化財・建造物)として浄土宗平等寺の三門が指定され、来年で指定40年を迎えます。
 本展では、三門の意匠を中心に、三門の概要と指定内容、三門に関する歴史について解説します。

平等寺三門 平等寺三門

平等寺について

 平等寺は、阿弥陀如来をご本尊とする浄土宗の寺院です。寺伝などによると、永禄4年(1561)に了公というお坊さんが創建しました。最初は現在の大宮町(神田区)にあり、「願徳寺」という名前でしたが、天正(1573~1592)の末年に現在の東町(かつての伝馬町)に移り、名前を平等寺と改めて、その後、現在地に移ったといいます。江戸時代には、将軍の朱印状によって正式に認められた土地の所有があり、地域でも力のあるお寺だったと考えられます。明治時代には、本堂を借りて仮校舎とした「嶽麓洞(がくろくどう)」(現富士宮市立大宮小学校)が開校し、地域の重要な教育機関でもありました。

指定文化財「平等寺三門」

 平等寺の三門は、昭和60年(1985)3月11日に、富士宮市指定文化財(建造物)として指定されました。
平等寺檀信徒(檀家や信者)の伝えるところによると、三門は明治初年(1868)に吉原の富知六所浅間神社の三門を貰い受け、平等寺に移築したものであるといわれていますが、ほかの資料では、同じく吉原の東泉院日吉浅間神社の三門を貰い受けて移築したものとされています。東泉院は、明治4年(1871)に廃寺となっており、その後に中門を平等寺に売却したという聞き取り記録も残っています。
 いずれにしても、明治維新後の神仏分離から廃仏毀釈運動がおこった時に、この門も取り壊される運命にありましたが、それを残念に思った平等寺檀信徒の手により吉原からここまで運ばれて再建されたものと考えられます。
 
 本展示では、周辺地域の歴史を踏まえながら、平等寺の概要及び関連する事項について紹介します。

会期

令和6年9月19日(木)~9月25日(水) 9:00~17:00

関連イベント

展示解説

講師:市文化課学芸員
日時:令和6年9月22日(日)13:30~、15:30~(各30分程度)
申込:不要、直接会場へお越しください

場所

浄土宗 平等寺(富士宮市東町4番24号)

※なお、当日は、平等寺で午後5時から「ザ・フェスタinテンプル~お寺で音楽 2024~」が開催され、富士宮市立第一中学校吹奏楽部による演奏等のイベントが行われます。

お問い合わせ

教育委員会事務局 教育部 文化課 学術文化財係

〒418-8601 静岡県富士宮市弓沢町150番地(市役所6階)

電話番号: 0544-22-1187

ファクス: 0544-22-1209

メール : e-bunka@city.fujinomiya.lg.jp

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