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富士宮市について

市長の行動記録

2024年07月23日掲載

市長の行動記録を掲載しています。

2024年7月20日 お茶めパーク高原公園オープニングセレモニー

20240720お茶めパーク高原公園オープニングセレモニー

市内で34か所目の都市公園となる「山本高原公園 愛称 お茶めパーク高原」がこの度完成しました。 この公園には、「市内初」の試みや施設が詰まっています。まず、地域の皆様に親しまれ、愛される公園になってほしいという想いから、愛称は、地元の黒田小学校の児童から募集し、延べ164の応募作品の中から選ばれ 「お茶めパーク高原」に決定しました。 また、公園の計画づくりにつきましても、住民参加型のワークショップを開催し、地域の方々と一緒に計画づくりを行いました。その結果、市内の都市公園で初となる3人制のバスケットボールを楽しめる多目的舗装広場のほか、斜面遊具や眺望を楽しめる展望広場、防災機能を備えた施設などを整備いたしました。 私は、今後、この公園が地域の新たな活動の拠点として、また、幅広い世代の方に魅力ある空間として、末永く多くの方に親しまれる公園になりますことを願っております。 これからも市民に愛される魅力あふれる公園づくりや、より良い子育て環境の充実に向けて、全力で取り組んでいく所存でございますので、皆様の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。

2024年7月10日 お山開き

20240710お山開き

私たちは、世界文化遺産として世界に誇る、富士山の雄大な自然と文化的景観を守り、市民が一丸となって持続可能な品格ある美しいまちづくりに取り組むとともに、この夏、富士山を訪れる皆様の安全を祈願し、ここに令和六年度富士山夏山シーズンの幕開けを宣言します

2024年6月16日 世界遺産登録記念祭

2024年6月16日 世界遺産登録記念祭

富士山が「信仰の対象と芸術の源泉」として世界文化遺産に登録されてから早いもので11周年を迎えることとなりました。毎年、大勢の皆様とお祝いできますことを大変嬉しく思うと共に、積み重ねてきた11年の歩みを深く噛みしめている次第でございます。 また、それと同時にこれからの富士宮市の可能性に強い思いを抱いております。今年度は、世界最高峰の山「エベレスト」に抱かれるネパールのバグマティ州マンダン・デウプール自治体と世界遺産文化交流都市提携に向けて動き出したところであります。文化、教育等における国際交流や相互協力を通じて、より広くより効果的に世界遺産富士山の普遍的な価値を次世代に継承していきたいと思っております。  富士山は崇高、雄大でありながら我々の心を和ませ、安心感を与えてくれます。世界遺産富士山に抱かれるわがまち富士宮市は、住む人にも訪れる人にも心の癒しや安心感をもたらす魅力をより一層引き出していくべきであると私は考えます。そのためには、「清流の美」「空間の美」「庭園の美」をコンセプトに誇りの持てる品格あるまちづくりを進め、これからも当市が大切にしてきた文化や資源、皆様の想いを後世に引き継いでいく舵取り役として尽力する所存です。毎年、富士宮市とともに記念祭を盛り上げていただいております富士宮商工会議所青年部の皆様、また会場をお貸しいただいております富士山本宮浅間大社様はじめ、ご協力いただいております皆様に改めて感謝申し上げます。

2024年6月7日 一般広域道路富士富士宮道路建設期成同盟会通常総会

20240607一般広域道路富士富士宮道路建設期成同盟会通常総会

富士市と富士宮市から構成される岳南都市圏は、通勤や通学は勿論のこと、買い物など市民の日常生活にも 非常に密接した関係にあり、これまで一体的に発展してきた地域であります。 しかしながら、岳南都市圏では、交通渋滞が慢性化し特に両市を結ぶ南北の交通網の渋滞は大きな課題であり、 地域の交流、経済の発展にも、支障をきたしております。加えて、今後想定されます富士山噴火等の災害時に対応するための新たな交通網の構築は、この地域の大きな課題となっております。 これらの課題を解消するためには、広域的な道路ネットワークの計画が必要であり、『富士・富士宮道路』を一刻も早く具体化、具現化することが重要であります。そして、将来的に中部横断自動車道路に接続する構想 道路の『富士宮富沢連絡道路』が実現されることは、岳南都市圏における広域的な循環機能を持つ、道路ネット ワークが構築されると期待するところでございます。 このような広域的な道路事業は、20年から30年という長い時間を要し、一朝一夕に成し得るものではないと考えております。 しかしながら、岳南地域の協力体制が整っていくことで、事業の進捗が一層加速することにも大きな期待を寄せるものであります。 このような想いから、令和4年1月に、富士市と連携・協力し、国会議員の先生方を顧問にお招きして、本同盟会を新たに発足させることができました。 令和5年12月に、國場(こくば) 国土交通副大臣などに対し、『富士・富士宮道路』の必要性を訴え、建設を推進するため、国による路線の必要性・効果の調査、地域ネットワーク課題の調査の実施を要望いたしました。 この富士・富士宮道路は、地域産業の活性化を図り、地元企業の活動支援と物流の効率化のため、岳南地域には 欠かせない主要道路であり、また、田子の浦港から朝霧高原を結ぶ観光ルートとしても重要な道路であります。 我々の熱意と団結を強めることが、国土交通省や財務省の担当者の心を動かし、未来の岳南都市圏の発展に寄与するものと思っております。富士・富士宮道路の線形ルートについては、これから十分に協議し、できるだけ早く最良のルートが決定され、この事業が推進されることを期待しております。

2024年5月10日 宮っ子!消防わんぱ

20240510宮っ子!消防わんぱーく完成記念式典

「宮っ子!消防わんぱーく 完成記念式典」に、地元区長様をはじめ、白糸・上井出の園児の皆様など多くの方々の御臨席を賜り、厚く感謝申し上げます。
さて、私が市長に就任してから、特に力を注いできた施策の 一つが安全・安心のまちづくりであり、それに欠かすことができないものが消防であります。その消防の根幹を成すものは、人材でありますが、近年、消防団員数の減少だけでなく、消防職員採用試験の受験者数が減少傾向にあります。こうした状況の中、宮っ子!消防わんぱーくは、白糸自然公園に訪れる子どもたちをはじめとした多くの方々に、普段なかなか触れる機会がない消防車・救急車に直接触れてもらい、消防を身近に感じてもらうとともに、地元を守るヒーローとして大きくアピールし、子ども たちの憧れの存在であり続けたいという願いから整備を進めてきました。この施設にて、元気いっぱい、楽しく消防車・救急車に触れ合うことで、消防に興味を持っていただき、将来一人でも多くの子どもたちが消防職員及び消防団員を目指してくれたらうれしい限りであります。
なお、このような施設は、昭和二十五年の富士宮市消防本部 発足以来、七十四年の長い歴史で初めてであり、伝統ある富士宮市消防のさらなる発展の第一歩となることを大いに期待しています。

2024年5月5日 流鏑馬祭り

20240505流鏑馬祭り

浅間大社の役員の皆様を始め、多くの氏子崇敬者の御参列の下、浅間大社の流鏑馬祭が厳粛に開催されましたことを心よりお慶び申し上げます。
本祭事は、1193年に源頼朝が富士の裾野で巻狩りを行った際、富士山本宮浅間大社を参拝し、武運長久と
国の安泰を祈願して日本の伝統的武芸である流鏑馬を奉納したことが始まりと言われている、非常に由緒ある
神事であります。
この流鏑馬祭は、富士宮市の観光行事の中でも、最も大きな行事として、市内外から多くの観光客が訪れる富士宮市の誇りとする行事であります。
特に練行では、鎌倉時代そのままに武者などに扮した一行が市街地を練き、この流鏑馬祭を大いに盛り上げて
いただいています。
また、浅間大社の社殿は、徳川家康公が関ケ原の戦いの後、戦勝祈願の礼として再興したものであり、高さ13mを誇る国指定重要文化財の本殿は、家康公が富士山を祀る浅間大社を尊崇し、格式高く風格のある浅間造で建立された建物であり、その価値は国宝に相当するものであると思っております。
さて、昨年度は、富士山が世界遺産、世界の宝として認められてから10周年を迎えました。市では様々な
イベントを実施し、市民の皆様と共にお祝いしましたが、私たちはその先を見据えなければなりません。
大切なのは、10周年のその先にある未来です。
私たちは、この機会に富士山が世界遺産になった意義、「信仰の対象と芸術の源泉」ということを、改めて心に刻み、次の世代につなげる必要があります。まちづくりにおいて市では、浅間大社の隣を流れる
清流神田川沿いを「清流の美」「空間の美」「庭園の美」をキーワードに品格のあるまちづくりを進めてまいり
たいと考えております。ここ浅間大社は、多くの武将に崇敬され、富士山が世界遺産に認められた価値を感じることができる中心的存在であります。
市といたしましては、昨年実施した大社第二駐車場の神田川沿いの遊歩道整備をさらに北側の御手洗橋まで
延伸させる工事や登山道沿いの歩道整備を行うとともに、6月には浅間大社の西側に江戸屋様が運営するカフェ
ベーカリーがオープンいたします。
これを機に大社周辺の回遊性を高め、観光客が長時間滞在できる取組を進めてまいります。
引き続き市では、その浅間大社が築き上げてきた伝統を重んじながら、富士宮の歴史、文化を次世代に
継承し、さらなる地域振興につなげてまいりますので、皆様方のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。

2024年4月13日 根原地区火入れ事業

20240413根原地区火入れ事業

根原地区の皆様をはじめ、消防団、ボランティアの皆様など、大勢の皆様に朝霧高原の火入れに御協力いただきまして、誠にありがとうございます。
さて、根原地区の火入れは、300年余りの歴史があり、火入れ地を含む152haの草原は、文化庁の「ふるさと文化財の森」に指定されております。
富士山の裾野に広がる朝霧高原の美しいススキ景観の維持並びに、富士宮市の特定希少野生動植物に指定されているキスミレをはじめとする多様な植生の保全のためにも、火入れは欠かすことができません。 
草原に火を入れる技術には、天候や風を読み、地形を熟知することが必須であり、長い歴史の中、根原地区の皆さんが、この技術を絶やすことなく、受け継いでこられましたことに心から 敬意を表します。

2024年3月3日 にじます祭・ますつり大会表彰式

20240303にじます祭・ますつり大会表彰式

第74回富士宮ますつり大会が盛大に開催されましたことを心からお喜び申し上げますとともに、にじますの部・あまごの部において入賞された皆さんに心からお祝いを申し上げます。 富士宮に春の訪れをいち早く告げるますつり大会は、全国的 にも珍しいまちなかでます釣りが楽しめる大会として昭和26年に始まりました。 その開催回数は富士宮駅伝と同じく、今年で74回目となる 歴史と伝統を誇る富士宮市を代表する行事であります。現在では、ニジマスが市の魚として制定されるなど、富士宮ブランドの価値を上げることができましたのも、長年にわたる 漁業協同組合の皆様の熱心な活動の賜物であり、ここに深甚なる敬意と感謝を申し上げます。 さて、市では、特別天然記念物である湧玉池から富士山世界 遺産センターまでのエリアを国内外からのお客様をお迎えする中心市街地の玄関口と考えております。 富士宮市では、多くの方が富士山の恵みである湧水に触れ、感動し、心が癒されるよう、清流神田川沿いを世界遺産富士山にふさわしい美しく品格のあるまちにすべく、「清流の美」「空間の美」「庭園の美」をキーワードに心の癒されるまちづくりを進めてまいりますので、皆様の御理解、御協力をお願い申し上げます。 これからもこのますつり大会を通じて多くの方々が富士宮市へお越しくださることをお待ちしています。 結びに、大会開催に御尽力されました富士宮市非出資漁業協同組合の高野代表理事組合長をはじめとする組合員の皆様に心からお礼を申し上げますとともに、ますつり大会が末永く続くことをお祈り申し上げます。

2024年2月23日 世界遺産10周年記念コンサート

20240223世界遺産10周年記念コンサート

富士山の世界遺産登録10周年を記念して開催いたしましたコンサートにご来場いただきまして、 誠にありがとうございます。 富士山が世界遺産、世界の宝として認められてから10 周年を迎えました。富士山は、日本だけでなく世界中から多くの人々に愛され、崇敬されています。その壮大な姿は、私たちの日常においても、心の支えとなり、多くのインスピレーションを与えてくれています。 演奏してくださる「MALTA(まるた)」さん、「堀江(ほりえ)美都子(みつこ)」さん、「ゆーゆ」さんは、富士山と同様に世界中のファンから愛されご活躍されています。市内外の多くの皆さまとともに世界的なアーティストであるお三方のコンサートを鑑賞できますことを大変うれしく思っております。 さて今年度は10周年を市民の皆様とともに大いにお祝いしましたが、私たちはその先を見据えなければなりません。大切なのは、10周年のその先にある未来です。私たちは、この機会に富士山が世界遺産になった意義、「信仰の対象と芸術の源泉」ということを、改めて心に刻み、次の世代につなげる必要があります。 本日は、お三方の素晴らしい演奏を楽しみながら、世界遺産たる富士山に思いを馳せ、富士宮市がこれからも富士山と ともに、繁栄していくことを皆様と一緒に祈る機会といたしたいと思います。

2024年2月11日 富士宮駅伝

20240211富士宮駅伝

富士山世界遺産登録10周年記念 第74回富士宮駅伝競走大会に180を超えるチームの御参加をいただきましたことに、主催者を代表いたしまして厚くお礼申し上げます。 富士宮駅伝は、世界遺産富士山の構成資産である「白糸の滝」が全国観光百選の滝の部に選ばれたことを契機に始まり、今回で74回目を迎えた全国でも指折りの駅伝競走大会であります。 今年の大会には、夫婦都市の近江八幡市から3チームが出場されるほか、箱根駅伝や富士山女子駅伝を走ったチームが出場されるなど、ローカル駅伝でありながら全国の健脚が集う大会であります。 本大会開催に当たり協賛をいただいております企業・事業所様をはじめ、大会運営に御協力をいただきます富士宮警察署、交通指導員、交通安全協会富士宮地区支部などの皆様に心から感謝申し上げます。

2024年1月6日 消防出初式

20240106消防出初式

消防団員の皆様におかれましては、社会奉仕の精神をもって多忙な生業のかたわら研鑽を積まれ、本市の消防力の向上と安全・安心なまちづくりに貢献していただいておりますことに心から敬意と感謝を申し上げます。 なお、富士宮市女性消防団におかれましては、昨年10月に富士宮市初となる第25回全国女性消防操法大会への出場を果たし、栄えある「優良賞」を受賞されました。このことは、本市の消防力の高さを示すものであり、大切な市民の生命や財産を預かる市長として、大変心強いものであります。 さて、昨年を振り返りますと、富士宮市管内の火災件数は48件、救急出動件数は6,730件であり、特に救急出動件数は、全国的に増加しております。 自然災害に目を向けますと、1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」では、津波や火災などで多くの被害が発生しており、そのおそろしさを改めて目の当たりにしたところであります。 今回の地震によりお亡くなりなられた方々の御冥福と被害にあわれた方々に心からお見舞い申し上げます。 富士宮市においても南海トラフ巨大地震の発生が危惧されていることから、現在の防災体制の見直しを行い、風水害、富士山噴火などを含めた総合的な防災対策を進めていかなければならないことを痛感いたしました。  全国各地で毎年のように多くの災害が発生していることから、消防力の強化はまさに社会的要請であると考えております。そこで富士宮市では、地域防災の要である消防団の皆様に充電式チェンソーを導入するとともに、本年3月には消防ポンプ自動車の更新や資機材搬送車の更新を行うなど、消防団の充実・強化に最大限の努力をしております。消防出初式は、火災予防意識の向上が大きな目的であります。 災害時における対応では、常備消防の技術力・専門性はもとより、地域に密着した消防団ならではの情報力やマンパワーが絶対に不可欠でありますので、それぞれの特性をいかしながら責務を果たしていくことが重要であります。 消防職員においては一層の奮起を期待申し上げますとともに、消防団の皆様におかれましては、お仕事をお持ちの中、訓練や災害出動等でさぞかし御苦労が多いことと存じますが、本日の出初式を通して、防火・防災意識の向上と誰もが安心して住める災害に強いまちづくりに御協力いただきますようよろしくお願いします。

2023年12月25日(仮称)宮町神田川遊歩道歩き初め式

20231225(仮称)宮町神田川遊歩道歩き初め式

私は日ごろから、「清流の美・空間の美・庭園の美」「誇りのもてる品格のあるまち」「癒しのまち」をテーマにまちづくりを推進しております。 まちなかにおいては、神田川を活かし、清流を愛でながら遠くに見える富士山や白尾山を借景した景観を創出したいと考えており、皆さまにご覧いただいたこの風景こそ、これを現したものであります。 浅間大社及び神田川周辺整備は、富士宮市における最重点プロジェクトの一つです。 今回、この整備が実現できたことは大変喜ばしく思っているところであり、今後のまちづくりに弾みがついたと思っております。 なお、来年度はこの上流の御手洗(みたらし)橋までを二期工事として実施してまいりますので楽しみにしていてください。 今後も、ここにいる子どもたちが自分の育ったまち、富士宮市を誇れるようなまちづくりを行ってまいる所存でございますので、引き続きのご支援とご協力をお願い申し上げます。

2023年12月9日 北山用水かんがい施設遺産登録記念式典

20231209 北山用水かんがい施設遺産登録記念式典

北山用水が、めでたく名誉ある「世界かんがい施設遺産」に登録されましたこと誠におめでとうございます。 富士山の恩恵として“豊かな水の恵み”を享受する富士宮市にとりまして、この度の世界かんがい施設遺産登録は、富士山が世界遺産に登録され10周年の記念の年を迎えている本市にとりまして、花を添える誠に名誉なことであり、新たな歴史を刻む、とても喜ばしいことでございます。 この栄誉は、富士宮市北山用水運営協力委員会並びに北山本門寺や地域の皆様をはじめとする多くの皆様と、この用水を長年に渡り守り続けて来られた先人たちの“努力と苦労の賜物”であり、これまで積み重ねられた偉業に対し、改めて深甚なる敬意と感謝を申し上げる次第でございます。 さて、北山用水の歴史を簡単に御説明いたしますと、西暦1582年(天正10年)徳川家康公が武田氏攻めの折、北山の陣屋に宿泊の際、北山本門寺貫首(かんじゅ) 日出(にちしゅつ)上人(しょうにん)が訪れ、 その名前が大変縁起の良い名前であることから、武運長久の兆しであると感激し、北山本門寺の大変貴重な曼荼羅である御本尊を借り受け激しい戦に挑みました。 家康公を狙った敵方からの鉄砲が御本尊に的中し、家康公は難を免れ勝利することができたと伝えられ、この曼荼羅は「鉄砲曼荼羅」とも言われております。 家康公は勝利の帰路、御本尊のお礼に北山本門寺に詣で御本尊を返納した際、日出(にちしゅつ)上人(しょうにん)から地域で困窮している用水路の開発を懇願され、これを家臣の井出(いで)正(まさ)次(つぐ)(志摩(しまの)守(かみ))に命じ完成した用水が本門寺堀となり、その後、延長・拡充されたものが、現在の北山用水と称されているものであります。徳川家康公を主人公にしたNHK大河ドラマ「どうする家康」が好評を博しており、家康公由来とされる北山用水の世界かんがい施設遺産の登録により、富士宮市の魅力がまた一つ増え、国内外から更に注目されるようになることから、今後の地域振興に大きな期待を寄せております。 市としましても、私たち市民に“命の水”を運び続け、肥沃な大地を守るかんがい機能はもとより、昨今では、地球温暖化を防ぐ再生可能エネルギーの創出にも、新たな役割を果たしている、歴史的価値のある北山用水の維持保全は、とても重要なことであると考えていることから、後世にしっかり引き継いでいけますよう北山用水運営協力委員会の皆様とともに、施設の維持管理に努めてまいります。 結びに、北山用水世界かんがい施設遺産登録に当たり、北山本門寺の皆様をはじめ多くの方々に多大な御協力を賜りましたことに感謝を申し上げますとともに、北山用水運営協力委員会と北山用水流域地区の今後ますますの御発展を心より祈念申し上げます。

2023年11月8日 技能功労者表彰式

2023年11月8日 技能功労者表彰式

表彰を受けられる皆様心よりお祝い申し上げます。 皆様方に置かれましては、長年にわたり厳しい修練を重ね、 その道の技術の向上に努めらてこられました。その技術力はまさに名人芸とも評価されるものであり、その域に達するまでの間には、言葉に表すことのできない程の並々ならぬ努力と厳しい日々を過ごされたことと思います。 また、後進の指導育成にも御尽力され、それぞれの道に多大なる御貢献をいただきました。その6名の皆様が、本日表彰の栄誉に輝かれました事に、市長として心から敬意と感謝を申し上げます。 さて、これまで皆様方が歩んでこられた日本は、戦後復興の高度経済成長からバブル経済の急激な成長と崩壊など、まさに激動の時代でありました。 更にこれからは 、少子化の影響により、社会を支える若者の労働力低下が、深刻な問題となってきます。 このような状況の中で、経済及び社会に活力を見いだし、発展させていくためには、皆様の貴重な知識・経験・技能を大いに活用することが不可欠であります。 どうか、今後とも健康には十分ご留意いただき、その道の指導者として、なお一層の御活躍と、ご多幸をご祈念いたしますとともに、富士宮市の発展に、お力添え下さいますようお願い申し上げます。

2023年11月3日 宮まいり

2023年11月3日 宮まいり

秋晴れの下「富士宮まつり」がこのように盛大に開催できますことを大変嬉しく感じております。
渡辺委員長をはじめ、各祭典長及び富士宮まつり青年協議会の皆様方におかれましては、富士宮が誇る伝統文化を次世代に継承しようとする強い信念の下、新型コロナウイルスによる活動制限を乗り越え、このよき日を迎えることができましたことに心より感謝申し上げます。
さて、本年は富士山が世界文化遺産に登録されてから10周年となる記念すべき年であります。
富士宮まつりは、富士山信仰の象徴で世界遺産富士山の構成資産である富士山本宮浅間大社の秋の例大祭の付け祭りとして位置付けられており、その歴史と伝統は富士宮市の文化の象徴であり、名実ともに富士宮を代表するまつりであります。
祭典実施20区の山車と屋台の華やかさ、そして、静岡県無形民俗文化財である富士宮囃子の音色は、実りの秋の収穫に感謝するものであるとともに、富士宮に秋の訪れを知らせる一大事業であります。
市といたしましては、富士宮まつりをはじめ、浅間大社や富士宮囃子などの伝統文化や文化財を保存し、継承するための施策を講じてまいりますので、皆様の御理解、御協力をお願い申し上げます。
結びに、これから3日間、事故のないよう注意されながら大いに富士宮まつりを盛り上げていただきますとともに、皆様の御健勝、御多幸をお祈り申し上げます。

2023年10月11日 地域安全運動出発式

2023年10月11日 地域安全運動出発式

大変お忙しい中、全国地域安全運動出発式にお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。
また、防犯団体の皆様、富士宮警察署の皆様におかれましては、私たち市民の安全安心を守るため、日頃より地域防犯に御尽力を賜っておりますことにこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。
この運動期間中は、関係機関のより一層の連携強化の下、下校する子供の見守りを呼び掛けていただくなど、市民の安全安心のためにお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
市といたしましても、この運動期間中は、青パトを始めとした 各種防犯活動を積極的に行ってまいりたいと考えておりますので、皆様の御理解、御協力をお願い申し上げます。
 結びに、皆様方の御活躍、御健勝を祈念いたしまして、簡単ではございますが、私の挨拶とさせていただきます。

2023年9月27日 世界にはばたく育成事業報告会

2023年9月27日 世界にはばたく育成事業報告会

ニュージーランドでの10日間の生活はいかがでしたか。
不安や心配が多々あったのではないかと思いますが、ニュージーランドの学校やホームステイ先からは、皆さんの学ぶ姿勢がとても好評で、来年も富士宮市からの学生を受け入れたいという声をいただいています。また、先ほど、皆さんからニュージーランドでの生活について報告をいただきましたが、言葉が十分に通じず、文化や習慣が違う環境の中でも、皆さんが頑張った様子がひしひしと伝わってきました。これからの人生において、様々な困難が待ち受けているものと思いますが、そんなときはこの研修で得た学びや気持ちを思い出し、1つ1つ乗り越えていってください。
最後に、今回の事業参加に当たり、皆さんは御両親や学校の先生など、周りの人たちのたくさんの協力があったからこそ、この研修に参加することができたのだと思います。
特に、親元を離れ、海外で生活をしてみて、普段支えてくれている家族の有難みが分かったことと思います。それらの方々に対し感謝の気持ちを忘れずに、自分の夢に向かって羽ばたいていくことを願っています。
皆さん、これからも頑張ってください。

20230913音止めの滝展望台セレモニー

20230913音止めの滝展望台セレモニー

念願でございました新しい音止の滝展望場の完成お披露目式がこのように盛大にできますことを誠に嬉しく思います。この展望場建設に向けて検討を重ねてこられた渡邊定元委員長をはじめとする白糸ノ滝整備委員会の皆様、設計に当たられました株式会社千代田コンサルタント様、デザイン監修に当たられました日本大学 関文夫 教授 様、落合 正行助教 様、工事を担当された有限会社セイ工務店 様、そして隣接する だんの家様に深く感謝申し上げます。
これまでの展望場は音止の滝の豪快さを味わうことができる場所にありましたが、安全性に問題があったため、早期に他の良い場所に新設したいと考えておりました。
今回新たに整備した場所は、安全性の確保はもちろんのこと、音止の滝の本流や馬蹄形に湾曲した断崖の地層から湧き出る湧水を見ることができ、天気の良い日には虹が見え、遠方に富士山を望むことができる絶景の音止の滝の眺めとなりました
 私は、この音止の滝とその上流をなす芝川の両岸について、富士宮市の北部地域における「清流の美」「空間の美」「庭園の美」を実現したいと考えております。富士山の湧水からなる清らかな芝川の流れと、一転して力強い音止の滝は、まさに「静と動」であります。
この素晴らしい対比を感じられるよう、本年度は、展望場整備のほか、公有地化した売店跡地の自然回復や、かつては滝の上に富士山が眺められた素晴らしい景観を復元するために富士山の眺望を阻害している森林の除去を考えておりますので、皆様におかれましては、さらに大きく変わる白糸ノ滝エリアに期待を寄せていただきたいと思います。結びに、北部地域の観光拠点である白糸ノ滝の魅力が高まり、多くの人々で賑わいますことと、御出席の皆様の御健勝、御多幸をお祈り申し上げまして、私の挨拶とさせていただきます。

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