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富士宮市について

教育長あいさつ

2025年01月07日掲載

教育長の新年の挨拶を更新しました。 

プロフィール

教育長    望月俊伸教育長

◆氏名
  ・望月 俊伸 (もちづき としのぶ)
◆生年月日
  ・昭和40年2月7日
◆経歴
  ・駒澤大学卒業
  ・兵庫教育大学大学院修了
  ・長泉町公立中学校教諭
  ・富士宮市公立中学校教諭
  ・静岡県公立高校教諭
  ・富士宮市公立中学校校長
  ・静岡県公立高校校長
  ・富士宮市教育委員会学校教育課 指導主事
  ・富士宮市教育委員会学校教育課指導係 係長
  ・富士宮市教育委員会学校教育課 課長
◆趣味等
  ・ドライブ・ウォーキング
◆座右の銘・モットー等
  「富士山を心に、夢をもって生きるこどもを育てる」
   ・よりよいこども、よりよい学校、よりよい教育環境をめざしていく。
  「ウェルビーイング」
   ・すべてのこどもたち、すべての学校、すべての教職員の幸福追求をめざしていく。
  「随所懸命」
   ・自分の置かれた場所で一つ一つの仕事に誠実に取り組んでいく。

こどもたちの幸せのために

 新年あけましておめでとうございます。昨年7月の教育長就任以来、こどものウェルビーイング、学校のウェルビーイングの向上を目指し、教育行政に取り組んでまいりました。市内各小中学校では、グランドデザイン等に「ウェルビーイング」を位置付け、その実現に努めているところです。実際に学校を訪問してみますと、教師が伴走者となり、こどもを主語にした授業や教育活動を行うことで、こどもの自走する姿が見られ、こどもも先生も目を輝かせている場面に幾度も出会いました。今年度の前期学校評価では、「先生は自分に合わせた指導をしてくれるので、安心して学校生活が送れる」と回答した児童生徒が市内全体で9割を超え、「学校は経営ビジョンを明確に示し、こどもたちのために一生懸命取り組んでいる」と回答された保護者も9割を超えるなど、ウェルビーイングへの取組の成果を実感しています。これは偏に、日頃よりご尽力されている学校関係者の皆様と、それを支えてくださる保護者、地域の皆様のお陰と、心より感謝申し上げます。
 ウェルビーイングの実現には、こどもたちに身に付けたい資質・能力を育成すること、そして、多様性を尊重し、個に応じた寄り添った指導で、誰一人取り残されない環境づくりに努めることが重要だと考えます。同様に、学校における働き方改革の推進が不可欠です。目の前にいる先生が元気でなければ、こどもたちも元気にはなれません。学校が、こどもたちと教職員がともに生き生きと過ごす場所となりますよう、更なるご理解とご協力をお願いいたします。
 全国的な問題である「少子化」についても、待ったなしの課題だと捉えています。昨年は市立学校の適正規模・適正配置に関する地域説明会を2カ所で開催し、直に地域の声を聞かせていただきました。保護者・地域の皆様が、こどもたちのことを大切に考え、様々なご支援をいただいていることが分かりました。「こどもたちの今」はもちろんですが、5年先、10年先をも見据え、「こどもたちの未来」についてもビジョンを共有すべく、今後とも対話を重ねてまいります。
 さて、今年は市内の半数以上の小中学校で、地域と学校が連携してこどもたちの成長を支え、地域とともにある特色ある学校づくりを進める「コミュニティ・スクール」がスタートします。その他の学校でも立ち上げに向けて準備を進めてまいります。現在、学校やこどもを取り巻く環境は、昨今の社会情勢の影響を受け、置かれている状況は決して明るいとは言えません。しかし、こどもたちの輝く未来をつくるのは大人の役目です。学校、家庭、地域、そして行政が力を合わせて総がかりで、「富士山をこころに、夢をもって生きる」富士宮市のこどもを育ててまいりましょう。私ども教育委員会も頑張ります。本年も昨年同様のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

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