富士宮市について
2025年03月14日掲載
市長定例記者会見(令和7年3月)について掲載しています。
令和7年3月6日(木)10:00~
市議会第2委員会室
ネパールとの交流は、令和4年10月に富士山環境交流プラザで開催されたエベレスト写真展に、スベディ駐日ネパール大使が訪れたことをきっかけに始まりました。そして、スベディ大使から、交流先として、マンダン・デウプール自治体を御紹介いただき、互いに交流を深める中で、今年の1月には、マンダン・デウプール自治体のワイバ市長をはじめとする訪問団が富士宮市を訪れ、世界遺産 文化交流都市提携の締結に向けた覚書を取り交わしました。
そして今月、私や諏訪部市議会議長、堀澤国際交流協会理事長をはじめとする富士宮市の訪問団がマンダン・デウプール自治体を訪れ、世界遺産 文化交流都市提携を締結する運びとなりました。
訪問日程は、今月の22日から26日までで、滞在期間中には、世界遺産 文化交流都市提携の締結、富士根南小学校の児童が描いたキッズゲルニカと、富士宮北高校の生徒からネパールのこどもたちに渡すよう、お預かりした文房具を寄贈するとともに、ネパールの要人や駐ネパール日本大使とも面会し、今後の交流に向けた意見交換も行う予定です。
「神の山 エベレスト」を望むまちマンダン・デウプール自治体と、「神の山 富士山」を望むまち富士宮市は、ともに「神の山」を敬い、守り、次の世代へと伝えてまいりました。暮らす国は違いますが、山を大切に思う気持ちは、両市に共通するものであります。今回の都市提携の締結を契機に、経済や文化、教育、観光など、さまざまな分野で、さらに交流を深めてまいりたいと思います。
史跡 大鹿窪遺跡は、1万3千年ほど前の、縄文時代 草創期の集落遺跡です。縄文時代は、狩りや果実の採取など、移動しながら生活していた人々が、1つの場所に定住して生活するようになった時代であります。
大鹿窪遺跡は、平成13年度に発掘調査が行われ、縄文時代草創期の遺跡としては国内最多の14基もの竪穴住居跡をはじめ、土器や石器などの遺物も多く発見されるなど、竪穴住居による落跡としては、国内でも数少ない、最古級のものであるといわれています。
また、縄文時代草創期の居住の痕跡は、洞窟や岩陰などで見つかることが多いのですが、大鹿窪遺跡は平地にあり、竪穴式住居が馬のひづめの形「馬蹄形」に並び、広場を持つなど、縄文人が定住生活を始めた頃の集落の構造を知ることができる、全国的に見ても、希少な遺跡です。
このようなことから、大鹿窪遺跡は平成20年3月に、その希少性と学術的な価値が認められ、国の史跡に指定されました。
縄文時代 草創期、大鹿窪遺跡の周辺まで富士山から溶岩が流れてきましたが、その溶岩流に隣接して平坦な土地があり、富士山を仰ぎ見ることができ、かつ、西側には芝川が流れ、生活に必要不可欠な水が豊富で、周辺には食料源となるクルミ、クリ、トチノキなども生えていたと考えられ、この遺跡周辺は、当時から人々が定住するのに適した、非常に恵まれた土地であったと考えられます。
大鹿窪遺跡そのものは、保護のため埋め戻してありますが、富士宮市では、この遺跡の重要性を後世に伝え、将来にわたって保護し、「縄文文化を体験・学習できる場」として活用するため、令和4年度から遺跡の整備を進め、この度、整備が完了し、オープンの運びとなりました。
今回の整備では、当時の地形を復元するとともに、竪穴住居があった位置を平面で表示したり、石を集めて作った構造物「集石・配石遺構」や溶岩帯を立体的に復元したり、土器や石器のレプリカを展示したり、植生の分析を踏まえて、当時生えていたであろう樹木を植えたりするなど、縄文時代草創期に、この地域で暮らしていた縄文人の生活や、目にしていた景色を体感しながら学べるようにしました。
この遺跡の整備完了を記念して、3月31日 月曜日午前10時から 竣工式典を開催します。
式典では、テープカットによりオープンの宣言を行うほか、学芸員による遺跡の案内や解説も行います。
今後は、縄文文化を学ぶ場として、地元の皆様の協力もいただきながら、様々な形で活用してまいります。
市民の皆さんも、ぜひ、この大鹿窪遺跡を訪れていただき、この貴重な遺跡から、私たちの祖先の暮らしを体感していただければと思います。
富士宮市では、令和2年2月から、ご家族が亡くなられた際に、ご遺族が市役所で行わなければならない様々な手続きを、一つの窓口で行えるよう、「ご遺族手続き支援コーナー」を開設しております。この「ご遺族手続き支援コーナー」は、ご遺族が事前に予約をし、来庁していただくわけですが、亡くなる方が多くなる冬などは、予約が大変混みあい、最短でも利用が1か月先となってしまいます。
そこで、富士宮市では、この度、ご遺族が、「ご遺族手続き支援コーナー」を利用せずに、ご自分で手続きを進める際に、必要な手続きなどを確認できる冊子、「おくやみハンドブック」を作成し、今月から配布を開始いたしました。
この「おくやみハンドブック」では、保険や年金、税金、福祉などの区分ごとに、市役所における必要な手続きや、期限、持ち物、問い合わせ先などが調べられるほか、預貯金口座や生命保険、相続の手続きなど、市役所以外で必要になる手続きについても知ることができます。
この「おくやみハンドブック」は、市民課窓口でお渡しするほか、市内の葬儀場などでも配布しております。
なお、このハンドブックの製作費は、ハンドブックに掲載されている事業者からの広告収入により賄い、市の負担なく発行することができました。ご協力いただいた事業者の皆様には、この場をお借りして感謝を申し上げます。
大切なご家族がお亡くなりになり、悲しみの中で様々な手続きを行わなければならないご遺族のご苦労は、大変、大きなものであります。この「おくやみハンドブック」を活用していただくことにより、ご遺族の負担が少しでも軽くなることを願っております。
企画部 広報課 広聴広報係
〒418-8601 静岡県富士宮市弓沢町150番地(市役所3階)
電話番号:0544-22-1119
ファクス:0544-22-1206
メール :koho@city.fujinomiya.lg.jp
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