富士宮市について
2025年02月03日掲載
市長定例記者会見(令和7年2月)について掲載しています。
令和7年2月3日(月)10:00~
市議会全員協議会室
本日、地方自治法の規定により、市議会2月定例会を招集し、議案を送付いたしました。今回の議案送付件数は、58件です。内訳は、報告3件、条例13件、一般議案3件、補正予算7件、当初予算11件、人事案件21件であります。
議案の主なものについて、説明いたします。
はじめに、「議第17号 令和6年度 富士宮市一般会計 補正予算 第9号」について説明いたします。
今回の補正予算では、年度末に向け、予算の執行状況及び収入状況を把握する中で、決算見込みによる歳入歳出の補正を行い、事業の進捗状況により本年度内の完了が困難な事業については、繰越明許費の設定を行いました。
まず、歳入では、普通交付税の追加のほか、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金、ふじのみや寄附金の追加、国・県補助事業の内示・決定に伴う特定財源の補正などにより財源を措置しました。また、歳出では、物価高騰の影響を受けている市民の皆様と、市内事業者を支援するため、市内の店舗で1万5千円分の買い物ができる商品券を1万円で販売する「プレミアム付き商品券事業」に係る経費などを措置しました。この結果、一般会計は、現計予算額617億2,900万円に18億5,500万円を追加し、補正後の予算規模は635億8,400万円となるものであります。
次に、「議第24号 令和7年度富士宮市一般会計予算」について説明いたします。
令和7年度の予算は、景気が緩やかに回復し、雇用・所得環境が改善する中、個人消費にも持ち直しの動きが見られるなど、日本経済が総じて回復傾向にある一方、原油価格や物価の高騰が長期化し、地域経済や市民生活への甚大な影響が続く中、今後の地方の経済及び財政の見通しが不透明な状況において編成することとなりました。
こうした中、令和7年度当初予算の編成においては、市税や県税に連動する交付金の推計が、困難な状況であることに加え、人口減少・少子化対策、子育て支援策の充実、自治体のDX推進など、多くの課題を抱えながらも、中長期的な視点に立ち、財政の健全性に配慮しつつ、財政調整基金等を有効に活用し、本市が発展を続けるための予算を措置いたしました。また、令和7年度は、第5次富士宮市総合計画の最終年度であり、現行計画の総仕上げの年であるとともに、令和8年度からスタートする新しい総合計画に、加速した状態でバトンをつなぐ必要があります。そのため、事業の緊急度や優先度を見極め、選択と集中を図るとともに、限られた財源を有効的かつ効果的に活用し、将来世代に過度な負担を残さないよう留意し、予算を編成いたしました。その結果、一般会計の当初予算額は、前年度当初予算額と比較して、57億7,000万円、10.9%増の584億7,000万円となりました。
なお、令和7年度は、第5次富士宮市総合計画の最終年度、ゴール地点となることから、令和7年度当初予算を、584億7,000万円の5、8、4、7の語呂合わせで、「5次総の
続きまして、「令和7年度主要事業の概要」について説明いたします。お手元に配布いたしました、「令和7年度主要事業の概要」をご覧ください。
この資料では、第5次富士宮市総合計画の「3つの重点取組」と「7つの基本目標」ごとに主要事業を記載してございます。それでは、資料の1ページから6ページまでの「3つの重点取組」の中の事業から、一部を抜粋して説明いたします。
まず、1ページと2ページの重点取組1「恵み豊かな未来づくり」の事業について説明します。
中心市街地の整備では、世界遺産「富士山」のあるまちにふさわしい、美しく品格のあるまちづくりを行うため、「清流の美」、「空間の美」、「庭園の美」をキーワードに、豊かな自然を生かした心癒されるまちの具現化を図るとともに、門前町として、回遊性のある賑わいの創出を目指します。
具体的には、「世界遺産のまちづくり整備基本構想」に基づき、静岡県富士山世界遺産センターから富士山本宮浅間大社までの参道軸を中心とする今後の整備手法などを検討してまいります。各構成資産の整備では、富士山眺望を確保するため、音止めの滝左岸に広がる樹林帯を彩り豊かな広葉樹林帯にするための整備に取り組みます。遺跡整備工事が令和6年度で完成する大鹿窪遺跡では、縄文草創期の大変貴重な遺跡であることから、縄文時代を感じ、学べる場所として活用を図ります。
本市の玄関口である富士宮駅前広場等整備では、景観とユニバーサルデザインに配慮した快適で機能的な空間とするため、待合所の設置や照明のLED化工事、サイン等の整備を行い、一般市道錦町1号線歩道整備工事を進めます。白糸自然公園では、さらに多くの利用者に訪れていただけるよう、基本計画全体の見直しを行うとともに、芝生部分にイベントステージを設置するための設計に着手します。本市の懸案であります宿泊施設等の誘致については、国内外からの観光客が滞在できる環境整備を図るとともに、宿泊施設の需給状況調査の結果を踏まえ、誘致活動を行います。
国際交流については、サンタモニカ市との姉妹都市提携締結から50年の記念の年を迎えることから、4月には、サンタモニカ市から訪問団をお迎えし、記念式典などを行い、長きにわたる交流を称えるとともに、今後の更なる交流・連携促進に向けて誓いを交わします。世界遺産文化都市交流事業では、ネパール・マンダン・デウプール自治体との交流を推進するため、令和7年度は、両市でパネル写真展を開催します。
そして、地域の歴史を学び、未来を拓く、人づくりの拠点となる(仮称)郷土史博物館事業では、基本計画を策定します。
次に、3ページと4ページの重点取組2「いきいき元気な未来づくり」の事業について説明します。
防災では、地震や大雨などによる災害時に適切な行動を取り、被害を最小限にとどめることができるよう、最新の土砂災害警戒区域や河川浸水想定区域等を掲載した「防災マップ」を作成し、全戸に配布します。
公共施設やインフラの強靱化については、公共施設の耐震化や安全で快適な道路整備に継続して取り組むとともに、主要な機械及び電気設備についての劣化状況調査を引き続き実施し、建築物と併せて、短期保全計画に基づき計画的かつ効率的な改修を実施します。具体的には、市民文化会館の耐震化、長寿命化及び環境改善を併せたリニューアルを令和8年3月に完了させ、利用者の安心・安全、利便性の向上を図ります。
また、東小学校管理教室棟改築工事や黒田小学校では、屋内運動場改築に向けたプール解体工事と、基本設計及び実施設計を行い、中央消防署芝川分署については、移転に向けて設計等を行います。清掃センターでは、焼却施設保全工事に着手し、老朽化した電気設備などの主要機器を計画的に更新し、安定したごみ処理体制の維持を図ります。富士根地区の交流センター整備事業では、令和8年2月の開館を目指してまいります。
次に、5ページ・6ページの重点取組3「誰もが輝く未来づくり」の事業について説明します。
子育て世帯の経済的負担軽減策として、昨年10月から開始した「こども医療費の完全無償化」を継続します。そして、不妊・不育症治療に係る医療費についても助成を継続し、妊娠から出産・子育てまで、切れ目のない支援に努めます。
また、誰もが身近で楽しく過ごせる場所、安全・安心に楽しめる憩いの場を創出するため、公園の整備を進めます。城山公園では、野球場のバックネット裏の本部席と、ダッグアウトの更新や、園路、グラウンドの整備を行い、外神東公園では、既存遊具の移設による集約化、駐車場とイベント広場の詳細設計を行います。
物価高騰対策では、小・中学校、公立・私立保育所等における給食賄材料費の、物価高騰分を引き続き市が補てんし、子育て世代の経済的負担を軽減します。
企業誘致・留置への取組では、人口減少社会への対応や地域産業の活性化、雇用の確保を図るため、優良企業の新規進出や事業拡大を継続して支援してまいります。そして、企業立地推進については、市街化調整区域における地区計画制度を活用し、北部地域で、民間主導による工業団地整備計画が提案されていますので、引き続き協議を進めてまいります。さらに、今後の企業誘致の更なる促進を目的に、市内における企業立地の適地を把握するため、企業立地可能性調査を行い、積極的な企業誘致に取り組んでまいります。住宅リフォーム宮クーポン事業については、事業費を拡充し、引き続き実施してまいります。
市民サービスの向上につながる取組では、マイナンバーカードを活用した申請書作成支援システムを市民課窓口に導入し、申請手続きを簡略化することにより、窓口の混雑緩和と待ち時間の短縮を図ります。
また、公立保育園及び、あすなろ園において、保育支援システムを導入し、保護者の利便性向上と保育士の負担軽減を図ります。
以上、市議会2月定例会議案の主なものについて、説明させていただきました。
この度、令和5年12月に一部供用を開始していた宮町神田川遊歩道の北側部分、
舗装は、富士山や浅間大社などの周りの景観と調和するよう工夫し、安全対策として、両側にフェンスを設け、夜間も安全に歩けるように、
この遊歩道の完成を記念し、2月20日 木曜日 午前10時から富士山本宮浅間大社宮司、商店街連盟会長、大宮保育園の園児をはじめ、関係者の皆様と一緒に、歩き
観光客の方だけでなく、ぜひ、市民の皆さんにもこの遊歩道を歩いていただき、美しい富士山と神田川の景観を、楽しんでいただきたいと思います。
富士宮駅南口ふれあい広場は、JR富士宮駅に隣接し、市民の憩いの場として親しまれています。広場は、平成2年に供用を開始し、約35年が経過する中、令和8年度にリニューアル整備を計画しています。
この広場は、これまで 主に「駅への通行スペース」として利用されてきました。市では、リニューアルに先立ち、広場のさらなる活用を目指し、民間活力を利用した「地域活性化」や「賑わいの創出」の可能性を調査するため、社会実験を行うこととしました。
具体的には、広場の一部を、市内の事業者に、飲食物の販売スペースとして無料で貸し出し、出店事業者や利用者から意見を聴くなどして、有効性や、問題点を把握し、今後の広場の活用方法や、整備計画に反映してまいりたいと思います。
社会実験は、2月8日から24日までの17日間行うこととし、1日当たり2店舗の枠で、出店者を募集したところ、多くの応募をいただき、クレープやハンバーガー、ホットドッグ、富士宮やきそばのお店など、全ての出店枠が埋まりました。
市民の皆様におかれましては、通勤、通学などで富士宮駅を利用する際には、お気軽にお立ち寄りいただき、いつもとは違う広場を楽しんでいただくとともに、ご意見も寄せていただければと思います。
「富士宮にときめくフェス」は、「訪れた人に富士山や富士宮市をもっと好きになってもらう」をコンセプトに、毎年、7月のお山開きの時期と、2月の富士山の日に開催するイベントです。
今年は、2月22日 土曜日と、23日 日曜日の2日間、午前10時から午後4時までイオンモール富士宮で開催いたします。このイベントには、過去最大の50を超える事業者が参加し、スイーツやお酒、富士山やさくやちゃんにちなんだ商品の販売、各種ワークショップや、サービスの提供を行います。また、出店事業者同士がコラボして開発した商品や、
当日限定のスイーツなども販売されます。
また、イベント内で買い物をしたり、ワークショップを体験すると、お楽しみ抽選会に参加することができるほか、ステージでは、富士宮市歌に合わせた「市歌体操」や、ゲーム大会、バンドによる演奏など、楽しい企画をたくさん用意しています。
多くの皆さんに、ぜひ、遊びに来ていただき、富士山の恵みに感謝するとともに、富士山の日を一緒にお祝いしたいと思います。
富士宮市では、富士山麓の恵まれた自然環境を生かし、様々な畜産品が生産されています。中でも、生乳は、産出額が県内1位、鶏卵は、産出額が全国1位を誇るとともに、国内外の品評会において、優秀な成績を収める生産者が数多くおり、その品質も高く評価されています。
この富士宮産の新鮮でおいしい牛乳と卵を原材料にしたスイーツ「プリン」を存分に味わうことのできる「第2回 ふじのみやプリンまつり」を、2月24日 月曜日の午前10時から午後3時まで、神田川ふれあい広場及び富士山本宮浅間大社馬場において開催します。初開催となった昨年度は、悪天候にも関わらず大変にぎわい、用意した約5,800個のプリンが、またたく間に完売するなど、大好評でした。今年はさらにパワーアップし、合計24の事業者が、40種類以上のプリンを販売します。
なお、今回のプリンまつりでは、富士宮産の牛乳や卵のことを広く知ってもらうため、富士宮産牛乳の飲み比べや、プリンアラモードづくり体験を初開催します。富士宮産牛乳の飲み比べでは、朝霧乳業、いでぼく、富士の国乳業、まかいの牧場の4社の試飲が行えます。プリンアラモードづくり体験は、小学生以下のこどもを対象に、無料でプリンアラモードづくりに挑戦できます。2月10日から申し込みを受け付けますので、親子でスイーツづくりを楽しんでいただきたいと思います。
さらに、このプリンまつりの開催に合わせて、「第18回宮町まつり」を 午前10時から午後3時まで、宮町商店街で開催します。
当日は浅間大社前交差点から宮町西交差点までを歩行者天国にし、市内外の飲食店20店舗が出店するほか、
富士宮市の冬の風物詩のひとつ、富士宮駅伝競走大会を、2月9日、日曜日に開催いたします。昭和25年に、白糸の滝が日本観光地百選に選ばれたことをきっかけに、昭和26年から開催しているこの大会も、今回で75回目を迎えます。
大会は、午前10時に富士宮市役所をスタートし、白糸の滝で折り返し、富士宮市役所に戻る全長32.7キロメートル、高低差370メートルを、6区間でつなぎます。
今年度の大会も、招待チームとして夫婦都市・近江八幡市の、一般男子2チーム、中学1チームが出場いたします。また、一般の部では、先月開催された箱根駅伝で総合2位の駒澤大学のほか、同じく箱根駅伝で活躍した中央大学、法政大学、神奈川大学、専修大学も出場します。さらに女子の部では、昨年12月の富士山女子駅伝に出場した東洋大学、関西外国語大学、東京農業大学が出場するなど、全国レベルの強豪大学チームをはじめ、市内外から195ものチームが出場し、高低差の大きい難コースに挑みます。
なお、この駅伝は、沿道の交通整理や中継所でのおもてなしなど、多くの市民の皆様のご協力のもとで運営されており、感謝の言葉しかありません。選手の皆さんには、日ごろの練習の成果を存分に発揮していただくとともに、沿道の皆さんには、マナーを守り応援をしていただきたいと思います。
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