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5種混合(百日せき・ジフテリア・破傷風・ポリオ・ヒブ)

2024年04月01日掲載

5種混合について掲載しています。

5種混合とは

5種混合ワクチンは、従来の4種混合とヒブワクチンをあわせたものです。(百日せき・ジフテリア・破傷風・ポリオ・ヒブ)

●百日せき

百日せき菌の飛沫感染で起こります。
典型的な百日せきは、普通のかぜのような症状で始まります。続いてせきがひどくなり、顔を真っ赤にして連続的にせき込むようになります。せきの後に急に息を吸い込むので、笛を吹くような音が出ます。熱は通常出ません。肺炎や脳症など重い合併症を起こしやすく、新生児や乳児では命を落とすこともあります。

●ジフテリア

ジフテリア菌の飛沫感染で起こります。
現在では国内の発生患者は年間0が続いていますが、アジア地域では時折流行的発生がみられています。
感染は主にのどですが、鼻腔内にも感染します。ジフテリア菌は感染しても10%程度の人に症状が出るだけで、残りの人は症状が出ない保菌者となり、その人を通じて感染することもあります。症状は、高熱、のどの痛み、犬吠様のせき、嘔吐などで、偽膜と呼ばれる膜がのどにできて窒息死することもあります。発病2~3週間後には菌の出す毒素によって心筋障害や神経麻痺を起こすことがあるため、注意が必要です。

●破傷風

破傷風菌はヒトからヒトへ感染するのではなく、土の中などにいる菌が、傷口からヒトの体内に入ることによって感染します。菌が体の中で増えると、菌の出す毒素のために、筋肉の強直性けいれんを起こします。最初は口が開かなくなるなどの症状で気付かれ、やがて全身の強直性けいれんを起こすようになり、治療が遅れると死に至ることもある病気です。患者の半数は本人や周りの人では気が付かない程度の軽い刺し傷が原因です。土中に菌がいるため、感染する機会は常にあります。また、妊娠中の母親が抵抗力(免疫)を持っていれば、出産時に新生児が破傷風にかかるのを防ぐことができます。

●ポリオ(急性灰白髄炎)

ポリオ(急性灰白髄炎)は、「小児まひ」と呼ばれ、わが国でも1960年代前半までは流行を繰り返していましたが、予防接種の効果で現在は国内での自然感染は報告されていません。2017年のポリオ流行国は、パキスタン・アフガニスタンの2か国までになり、世界中からポリオ根絶も夢ではなくなってきましたが、ポリオに対する警戒は依然世界中で続けられています。
口から入ったポリオウイルスは、咽頭や小腸の細胞で増殖します。増殖したウイルスは便中に排泄され、再び人の口に入り、免疫を持っていない人の腸内で増殖し、ヒトからヒトへ感染します。ポリオウイルスに感染しても、ほとんどの場合は症状が出ず、終生免疫が得られます。症状が出る場合、ウイルスの感染が血液を介して脳・脊髄へ広まり、まひを起こすことがあります。ポリオウイルスに感染すると、100人中5~10人はかぜ様の症状があり、発熱を認め、続いて頭痛・嘔吐が現れます。
また、約1000~2000人に1人の割合で手足のまひを起こします。一部の人には、そのまひが永久に残ります。まひ症状が進行し、呼吸困難により死亡することもあります。

●ヒブ(インフルエンザ菌b型)

インフルエンザ菌、特にb型は、中耳炎、副鼻腔炎、気管支炎などの表在性感染症のほか、髄膜炎、敗血症、肺炎などの重篤な全身感染症を起こす、乳幼児にとって問題となる病原細菌です。

対象年齢・接種方法・通知等

  1期 2期
対象年齢 2か月になる前日~7歳6か月になる前日まで 11歳~13歳になる前日まで
接種方法 【初回接種】
・3回
(初回接種は標準的には20~56日の間隔をおいて3回接種)
【追加接種】
・1回
(初回接種終了後、6か月~13か月の間隔をおいて1回接種)
2種混合(ジフテリア・破傷風)を1回接種
通知 赤ちゃん訪問時
(または2か月になる月)
11歳の誕生日の翌月
接種実施期間 通年 通年

※回数が多いので、接種もれに注意しましょう。

実施医療機関

保護者が同伴できない場合

こどもが予防接種を受ける際に保護者が同伴できない場合は「委任状」が必要です。

間違い電話が多発しています。

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万一かけ間違いをしてしまった時は、相手の方に十分なご配慮をお願いします。

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