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PFAS(有機フッ素化合物)について

2024年07月03日掲載

PFAS(有機フッ素化合物)についての情報を掲載します。

PFAS(有機フッ素化合物)について

有機フッ素化合物のうち、ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物を総称して「PFAS」と呼び、1万種類以上の物質があるとされています。PFASの中には撥水・撥油性、熱・化学的安定性等の物性を示すものがあり、そのような物質は撥水・撥油剤、界面活性剤、半導体用反射防止剤等の幅広い用途で使用されています。

PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)、PFOA(ペルフルオロオクタン酸)について

PFASの中でも、PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)については、半導体用反射防止剤・レジスト、金属メッキ処理剤、泡消火薬剤などに、PFOA(ペルフルオロオクタン酸)については、フッ素ポリマー加工助剤、界面活性剤などに主に使われてきました。
PFOS、PFOA には、難分解性、高蓄積性、長距離移動性という性質があるため、現時点では北極圏なども含め世界中に広く残留しています。そして、仮に環境への排出が継続する場合には、分解が遅いために地球規模で環境中にさらに蓄積されていきます。環境や食物連鎖を通じて人の健康や動植物の生息・生育に影響を及ぼす可能性が指摘されており、現在、公共用水域や地下水における暫定目標値として PFOS と PFOA の合算値で 50 ng/L と定められています。

有機フッ素化合物(PFAS)存在状況調査について

全国各地で高濃度の有機フッ素化合物(PFAS)が検出され、県内でも静岡市、浜松市において河川等から国が定める暫定目標値を超える値が検出されています。
このことから県では、令和5年度に県内27河川33地点で水質調査を実施しました。市内では2河川3地点において調査が行われ、その結果は暫定目標値以内でした。

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