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副市長コラム(令和5年度)

2024年03月01日掲載

令和5年度の篠原副市長のコラムです。

ヒメの里交流 松崎町へ ‐ もう一つの富士山の日 ‐

松崎町の皆様と

 富士山本宮浅間大社の祭神はコノハナサクヤヒメ、松崎町の雲見浅間神社の祭神は、コノハナサクヤヒメのお姉さんのイワナガヒメ。そんなご縁から富士宮市制施行80周年の年(令和4年)に、富士宮市と松崎町はヒメの里交流都市提携を締結しました。
 2月23日は、富士山の日ですが、松崎町では、「仲直りの儀」が執り行われました。
 神話では、姉妹の父(オオヤマヅミノカミ)が、ニニギノミコトの妻として姉妹を差し出したのですが、妹のコノハナサクヤヒメとだけ結婚し、姉のイワナガヒメを送り返し、このことでイワナガヒメは、コノハナサクヤヒメを敬遠してしまったとあります。
 松崎町では、この富士山の日を、「1日だけは姉妹仲良く」そんな日にしています。10年ほど前からは、富士宮市の商店街でのイベント、松崎町の雲見温泉海賊料理まつりなどにおいて、両市町の民間交流も始まりました。
 ヒメの里交流都市提携は、そんな民間交流の賜物です。
 今年は、私もこの地を訪問しました。松崎町の皆さん、さらに松崎町に移住してきた方も交えての交流会では、「海の幸」「山の幸」を生かした子供たちの交流が実現できたらと話が弾みました。
 富士宮市の皆さん、ぜひご家族でも、松崎町へ遊びに行っていただければと思います。
 「富士宮市から来ました」という一言から温かい会話が始まるような気がします。私も雲見海岸で温かいお声掛けをたくさんいただきました。

神事の様子 神事の様子

雲見海岸にて 雲見海岸にて

B級グルメのBとは ‐富士宮やきそばのブランド力‐

富士宮やきそばブース前にて

 11月18日・19日、東海北陸B-1グランプリin四日市に参加してきました。
 会場には、多くのB級グルメのブースが立ち並び、どのブースも行列ができていました。富士宮やきそばはというと、もちろん大行列です。私は観光パンフレット等を持って、列に並んでいただいた皆さんに富士宮市のPRをし、そこで多くの皆さんとたくさんお話をすることもできました。「バイクで朝霧高原いったことがあるよ」「富士宮やきそばを食べに浅間大社の近くに行ったことがあるよ」と会話も弾みました。富士宮やきそばの知名度は凄い、そんな印象でした。
 富士宮やきそばを世に出した故・渡辺英彦さん(平成30年御逝去)は、「B級グルメのBは、A級・B級というランクを意味しているものではない。地域ブランドのB。まちおこしのためのブランドづくりだよ」と、よくお話されていたことを覚えています。
 私は、四日市の会場でふとこんなことを思いました。アフターコロナ、インバウンド、人口減少など、故・渡辺英彦さんだったら、この課題をどう料理していくのだろうか。
 富士宮やきそばは、町の路地に面白い文化がある(ロジカル「路地カルチャー」)なまちづくりから生まれたもので、故・渡辺英彦さんは、富士宮やきそば学会会長として卓越した話題づくりと、そこにダジャレ満載なネーミングセンスなどが相まって、富士宮やきそばは飛躍的に認知度を高めました。
 私は、四日市での富士宮やきそば学会の頑張りと、多くの方が富士宮やきそばを求めて並ぶ様子を見て、地域活性化・まちおこしは多くの人を楽しく巻き込むこと(英彦さん流=ダジャレ満載のネーミングとマスコミ戦略)、そして本物(英彦さんの視点=路地裏にある面白文化)へのこだわり、この二つが大きな力となるのではないかと改めて思いました。
 人が人を呼びます。人は、そこにしかない本物に惹かれます。
 様々な課題に共通する地域おこしのためには自分の住んでいるまちを知ること、そして自分の住んでいるまちをもっと好きになること、そんな取組の重要性を再認識しました。

自治会と市役所 ‐地域活動が再開しています‐

 7月30日、大岩3区のラジオ体操に参加しました。この地区にお住いの私の知り合いの方からのお声かけによるものでした。午前6時30分に集合し、ラジオ体操や健康づくりのミニ講座などを行っており、この日で開催371回となるということでした。
 「継続は力なり」小学4年生の時に、クラス担任の先生が「続けることは大事、良いこともあるぞ」と教えてくれた言葉です。これまで色々な言葉で元気をもらってきましたが、「継続は力なり」は、たぶん私にとって最初の座右の銘です。ラジオ体操を運営する役員の方の努力、参加する区民の方の思いがあって続けてきた取り組みです。間違いなく地域の力、そして参加されている方の健康の一助になっていると感じました。
 また、私が住んでいる自治会では、4年ぶりに夏祭り(夕涼み会)が開催されました。久しぶりに顔を合わせる方も多く、あちらこちらで笑顔の交流が見られました。
 ラジオ体操も、夏祭りも、住民相互の親睦を深め、信頼関係の構築にも寄与する、まさに互助や共助につながる自治会の本来的機能の一つです。
 しかし、今、全国的にも、自治会の課題が話題になっています。役員のなり手不足、自治会の加入率の問題などです。特に、この3年ほど新型コロナウイルス感染症の拡大防止の視点から様々な行事や活動等がストップしていたことも起因していると言われています。
 自治会は、市(行政)にとって協働のパートーナーとしてとても重要な組織です。市と自治会との関係について、整理しなければならないことはないか、改めて考える必要があると思っています。
 稀代の名経営者である稲盛和夫さんは、「継続が大切だと言っても、それが同じことを繰り返すことであってはならない。継続と反復は違う。少しずつでいいから、必ず改良や改善をつけ加えること。そうした創意工夫する心が大事」と言っていました。
 市と自治会との関係継続のために、そして、その関係が市民にとって生活の向上や安心安全につなげられるようにするために、自治会への依頼事項の削減等を含め庁内での議論を始めました。稲盛さんの言う「反復ではだめ」を、「慣例的ではないか、他の方法や手段がないか」と置き換え、考えていきたいと思っています。

副市長就任挨拶

副市長就任式

 このたび、第8代富士宮市副市長を拝命いたしました篠原晃信です。
 令和5年5月31日に、富士宮市職員を退職いたしました。
 平成元年に富士宮市役所に入庁し、福祉課、広報担当、文書法規担当、企画担当などの業務を行ってきました。
 本日(令和5年6月1日)からは、特別職という立場であります。そこで、私自身が今思う、副市長という職務について申し上げさせていただきます。
 副市長の職務、その機能は、調整すること、そして創造(クリエイティブ)することが大事だと思っています。そして、もう一つの想像(思いめぐらしたり、考える)も大変重要です。
 須藤市長が、よく言葉にする「大所・高所、目配り、気配り、心配り」、そんな部分です。
 富士宮市役所の職員は、それぞれ職務に遂行に当たっての行政の専門集団です。
 皆さんそれぞれの力を掛け合わせ、まさに掛け算的な仕事となるよう、あらゆる部分の調整、そしてそこに2つのそうぞう(創造・想像)を加え、須藤市長の掲げるまちづくり推進していくことが、私の役割だと思っています。
 なお、私自身としての執務指針ということでありますが、謙虚に、前向きに、そして明るくということを意識していきたいと思います。
 微力ではありますが、須藤市長のもと、市の職員の皆さんと共に、安心安全の確保、公共の福祉の増進、公共の利益の実現、そして市民の幸せのために精一杯努力していきます。
 よろしくお願いいたします。

お問い合わせ

企画部 秘書課 秘書係

〒418-8601 静岡県富士宮市弓沢町150番地(市役所3階)

電話番号: 0544-22-1112

ファクス: 0544-22-1206

メール : hisho@city.fujinomiya.lg.jp

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