副市長コラム(令和5年度)
2023年08月03日掲載
令和5年度の篠原副市長のコラムです。
自治会と市役所 ‐地域活動が再開しています‐
7月30日、大岩3区のラジオ体操に参加しました。この地区にお住いの私の知り合いの方からのお声かけによるものでした。午前6時30分に集合し、ラジオ体操や健康づくりのミニ講座などを行っており、この日で開催371回となるということでした。
「継続は力なり」小学4年生の時に、クラス担任の先生が「続けることは大事、良いこともあるぞ」と教えてくれた言葉です。これまで色々な言葉で元気をもらってきましたが、「継続は力なり」は、たぶん私にとって最初の座右の銘です。ラジオ体操を運営する役員の方の努力、参加する区民の方の思いがあって続けてきた取り組みです。間違いなく地域の力、そして参加されている方の健康の一助になっていると感じました。
また、私が住んでいる自治会では、4年ぶりに夏祭り(夕涼み会)が開催されました。久しぶりに顔を合わせる方も多く、あちらこちらで笑顔の交流が見られました。
ラジオ体操も、夏祭りも、住民相互の親睦を深め、信頼関係の構築にも寄与する、まさに互助や共助につながる自治会の本来的機能の一つです。
しかし、今、全国的にも、自治会の課題が話題になっています。役員のなり手不足、自治会の加入率の問題などです。特に、この3年ほど新型コロナウイルス感染症の拡大防止の視点から様々な行事や活動等がストップしていたことも起因していると言われています。
自治会は、市(行政)にとって協働のパートーナーとしてとても重要な組織です。市と自治会との関係について、整理しなければならないことはないか、改めて考える必要があると思っています。
稀代の名経営者である稲盛和夫さんは、「継続が大切だと言っても、それが同じことを繰り返すことであってはならない。継続と反復は違う。少しずつでいいから、必ず改良や改善をつけ加えること。そうした創意工夫する心が大事」と言っていました。
市と自治会との関係継続のために、そして、その関係が市民にとって生活の向上や安心安全につなげられるようにするために、自治会への依頼事項の削減等を含め庁内での議論を始めました。稲盛さんの言う「反復ではだめ」を、「慣例的ではないか、他の方法や手段がないか」と置き換え、考えていきたいと思っています。
副市長就任挨拶
このたび、第8代富士宮市副市長を拝命いたしました篠原晃信です。
令和5年5月31日に、富士宮市職員を退職いたしました。
平成元年に富士宮市役所に入庁し、福祉課、広報担当、文書法規担当、企画担当などの業務を行ってきました。
本日(令和5年6月1日)からは、特別職という立場であります。そこで、私自身が今思う、副市長という職務について申し上げさせていただきます。
副市長の職務、その機能は、調整すること、そして創造(クリエイティブ)することが大事だと思っています。そして、もう一つの想像(思いめぐらしたり、考える)も大変重要です。
須藤市長が、よく言葉にする「大所・高所、目配り、気配り、心配り」、そんな部分です。
富士宮市役所の職員は、それぞれ職務に遂行に当たっての行政の専門集団です。
皆さんそれぞれの力を掛け合わせ、まさに掛け算的な仕事となるよう、あらゆる部分の調整、そしてそこに2つのそうぞう(創造・想像)を加え、須藤市長の掲げるまちづくり推進していくことが、私の役割だと思っています。
なお、私自身としての執務指針ということでありますが、謙虚に、前向きに、そして明るくということを意識していきたいと思います。
微力ではありますが、須藤市長のもと、市の職員の皆さんと共に、安心安全の確保、公共の福祉の増進、公共の利益の実現、そして市民の幸せのために精一杯努力していきます。
よろしくお願いいたします。
お問い合わせ
企画部 秘書課 秘書係
〒418-8601 静岡県富士宮市弓沢町150番地(市役所3階)
電話番号: 0544-22-1112
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