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市長定例記者会見(令和2年3月)

2020年03月26日掲載

市長定例記者会見(令和2年3月)について掲載しています。

市長定例記者会見(令和2年3月)

日時:令和2年3月18日(水) 10:00~
場所:市議会第二委員会室

内容

  1. 新型コロナウイルスに係る緊急経済支援方針
  2. 高齢者運転免許証自主返納支援内容の拡大
  3. 青少年相談センターの夜間開設
  4. 令和4年度以降における成人式の名称変更

新型コロナウイルスに係る緊急経済支援方針

 日夜、ニュースで取り上げられております、新型コロナウイルスの感染拡大防止につきましては、富士宮市においても「新型コロナウイルス感染症対策本部」を設置し、同報無線やメール配信による感染予防の呼びかけ、新聞への記事や広告の掲載、注意喚起チラシの全戸配布のほか、市のホームページやSNSにより予防対策や電話相談窓口の案内を行うなど、市民の皆様への情報提供と感染症対策の徹底についてお願いをしてきたところであります。

 現在、富士宮市に感染者は確認されておりませんが、引き続き感染予防対策については、気を引き締め対応してまいります。

 なお、ここで、記者会見の案件に入っておりませんでしたが、新型コロナウイルスに係る案件を追加説明させていただきます。
 新型コロナウイルスによる様々な影響で、景気減速が進んでおり、国等における企業支援も幾つか示されております。
 そのような中、午前9時から「富士宮市新型コロナウイルス感染症対策本部会議」を開催し、富士宮市の「緊急経済支援方針」をまとめました。
 ここで、先ほど対策本部にて決定しました「緊急経済支援方針」について、資料に基づき説明をさせていただきます。
 富士宮市の緊急経済支援方針は、4つの項目で構成し、この方針に基づく取組を推進するため、関係課長級で構成する「緊急経済支援チーム」の設置をする、としたものであります。

 それでは、項目ごと概要を説明いたします。

 「1 個人事業主・小規模事業者・中小企業者について」です。
 2点の方針を掲げました。
 一つ目は、
 (1) 国及び県が掲げる個人事業主・小規模事業者・中小企業者の資金繰り支援の拡充施策について、分かりやすく周知する。
 二つ目は、
 (2) 国等の施策を検証し、本市の中小企業事業資金融資制度においてさらに支援措置が必要な場合は、緊急措置としての現制度の見直しを行う。
 というものです。

 特に、個人事業主、小規模事業者の方については、「売り上げが減少して困っている」「どこに相談に行けばいいのかわからない」「どのような制度があるのかわからない」という声が上がっています。
 そこで、重点取組として、3月23日の月曜日から、商工振興課に相談窓口を設けます。また、商工会議所と連携して3月28日の土曜日と29日の日曜日にも、相談受付ができるような体制を整えます。
 国の金融支援のメニューが多く示されている中、「無利子無担保融資」、そして「(通称)マル経融資」の周知を図ることを行いたいと思っております。なお、マル経融資につきましては、市が協調融資を行うことで、無利子となるものであります。
 また、融資支援策として、「静岡県経済変動対策貸付(新型コロナウイルス感染症対応枠)」について、市の協調融資も検討してまいりたいと思います。
 
 次に、
 「2 家計支援について」であります。
 この項目については、国における緊急経済支援対策の具体的な施策の検討に係る情報を的確に収集し、当該施策が実施された場合の検証等を行ってまいりたいと考えております。

 次に、
 「3 終息後の取組について」であります。
 2点の方針を掲げました。
 一つ目は、
 (1) 市内消費喚起について国等の施策を検証し、市の施策の検討を行う。
 二つ目は、
 (2) 観光客の呼び戻しの施策を実施する。
 であります。

 市内消費喚起策として、プレミアムの付いたクーポンを販売し、市内の消費喚起を図ることを検討していきたいと考えております。
 観光客の呼び戻し策としては、
 ● 観光協会と連携して観光キャンペーンを実施します。
 ● 朝霧高原・田貫湖・白糸の滝等の「自然に触れることができる観光」のPRを強化します。
 ● 富士山トレッキングなどの「ふるさと納税体験型返礼品」のPRを強化します。
 というものであります。
 
 現在、感染予防の観点から、混雑している場所を避けた行動が求められている中、田貫湖や白糸の滝には、多くの方がお見えになっています。
 改めて富士宮市の観光の強みを再認識しているところであります。終息後においては、「自然回帰型の観光」という価値観の広がりも期待できます。このことを意識した取組を検討していきたいと考えております。

 最後に、
 「4 市民協働型の取組について」であります。
 3月初旬に、民間主体で行われた給食食材に係るマルシェの開催がありましたが、さらに市民団体、NPO法人等の皆様と連携した取組を進めていきたいと考えております。
 記者会見次第の「お知らせ」事項の3の「お弁当カタログ」の活用もその一つです。
 さらに、3月から4月にかけて開催を自粛した送別会、歓送迎会などの懇親会を、終息後において、改めて実施しようという運動を展開したいと考えております。
 以上で、追加案件とさせていただきました「緊急経済支援方針」の概要説明とさせていただきます。

質疑応答の要旨

記者
 マル経融資について、富士宮市が最大で0.5%の利子補給を行うと2年間無利子で融資を受けられるが、2年以降は本人が負担することになるのか。

産業振興部
 現在の基準金利1.21%で説明をすると、3年間については、基準金利から0.9%が引き下げられるため、金利は0.31%になります。それ以外に、2年間は市が0.31%(最大0.5%の範囲)の利子補給を行うので、2年間は自己負担がゼロになります。3年目は、市の利子補給がなくなるので0.31%、4年目以降は0.9%の引き下げもなくなりますので、全額を自己負担することになります。

高齢者運転免許証自主返納支援内容の拡大

 富士宮市では、運転免許証の自主返納を行う高齢ドライバーへの公共交通補助券の交付額を、現在の5千円分から、令和2年4月1日以降、1万円分に増額いたします。
 併せて、公共交通補助券の利用範囲を拡大し、現在の宮バス、宮タクの乗車賃などに加え、一般タクシーや民間路線バスにも利用できるようにいたします。

 公共交通補助券につきましては、高齢ドライバーによる交通事故を減らし、公共交通の利用を促進することを目的に、平成25年10月1日から運転免許証の自主返納者に対して交付しているものであり、高齢者が自主的に運転免許証を返納しやすい環境をつくってまいりました。

 今回の増額につきましては、昨年12月14日に開催した高校生議会においても、「高齢者の運転免許証自主返納支援事業の充実」について提案があり、検討した結果、決定したものであります。

 公共交通補助券の増額については、運転免許証を自主返納し、令和2年4月1日以降に静岡県公安委員会発行の「申請による運転免許の取り消し通知書」の写しを添付して申請した65歳以上の市民に対して適用いたします。

 また、公共交通補助券の利用範囲の拡大につきましては、現在の宮バス、宮タクの乗車賃、富士急静岡バス株式会社のシルバー定期券、山梨交通株式会社のゴールド定期券の購入に限っていましたが、令和2年4月1日から従来の利用範囲に加え、市内タクシー会社6社、富士急静岡バス株式会社及び山梨交通株式会社の民間路線バス2社の乗車賃としても利用できるよう、利用範囲を拡大いたします。

青少年相談センターの夜間開設

 富士宮市では、悩みや不安をかかえる青少年や、子どものことで心配ごとを持つ保護者などの相談に応じる青少年相談センターについて、4月から試行的に夜間の開設をいたします。

 この夜間開設は、昨年12月14日に開催した高校生議会での提案を受け、令和3年度の本格実施に向けて、令和2年度は試行期間として行うものです。これまで、青少年相談センターは、月曜日から金曜日まで、午前9時から午後4時30分までの開設でした。夜間開設は、第2・第4水曜日、夏休み最後の日と2学期の最初の日に、午後8時まで開設いたします。

 夜間開設では、学校から帰宅した児童生徒の相談や、ゲーム依存などにより夜型生活になり、日常生活に支障のある子どもや若者の相談、また昼間、保護者や家族が働いているなど、日中に相談しにくい方たちの相談に応じていくものであります。

 今までは対応できなかった夜間での相談にも少しずつ応じていくことで、より相談者に寄り添った、利用しやすい青少年相談センターにしていきたいと考えております。

令和4年度以降における成人式の名称変更

 富士宮市では、二十歳を祝う式典「成人式」を、令和4年度から「二十歳を祝う集い」として開催することに決定いたしました。

 これは、令和4年4月1日から、成年年齢を20歳から18歳に引き下げること等を内容とする「民法の一部を改正する法律」が施行されることに伴い、式典の名称を変更するものであります。

 成人式の在り方につきましては、対象年齢や会場、式典の名称について区長会各支部長や成人式実行委員長など、地域の皆さまに御参加いただき話し合ってまいりました。成人式検討委員会、プロジェクト会議及び総合教育会議を経て、2月10日に開催した教育委員会2月定例会にて決定されました。

 他の自治体の検討状況や、18歳に引き下げたことによる対象者の受験や就職などの状況を考慮し、式典の対象者や開催形態はこれまでと変えずに、名称のみを変更するものであります。

 成人式は人生の節目として、一生に一度の晴れの日であります。成年年齢が18歳に引き下げられますが、これまでと同じように二十歳になったことをお祝いしたいと思っております。

質疑応答の要旨

記者
 来年は成人式の名称は変わらないのか。

社会教育課
 来年は成人式のままです。

その他質疑応答の要旨

記者
 スペインの事前合宿の日程を改めて教えてほしい。

スポーツ振興課
 現状では7月の中旬に、選手、コーチが一部先行して富士宮市に入り、8月の上旬には東京の選手村に入る予定になっている。オリンピックに大きな動きがなければ、予定どおりの動きになる。

記者
 コロナウイルスが流行する前から7月の予定だったのか。

スポーツ振興課
 コロナウイルスが流行する前に打ち合わせをしており、7月の中旬に来日することで話を進めている。

記者
 選手、関係者で感染した人はいるのか。

スポーツ振興課
 日曜日に、連盟のアントニオ会長に連絡をしたが、スペイン語で「私たちは大丈夫だ」という答えであった。

記者
 市からスペインに行くことはあるのか。

スポーツ振興課
 今のところ考えていない。

記者
 学校給食の関係で、NPO法人によってパンやヨーグルトなどが販売されたと思うが、学校給食の牛乳を扱っている富士の国乳業も非常に困っていると聞いている。現時点での市の対応や方向性、援助のようなものが決まっていれば教えてほしい。

産業振興部
 富士の国乳業については、開設当時から市が補助金を交付するなど応援をしている。学校給食の牛乳を扱っているので、今回のコロナウイルスによる学校休業は、大きな痛手になっている。市にも経営が厳しいとの相談が来ており、融資の関係で銀行と相談する間に、市も入りながらアドバイスをしている。

記者
 特に、富士宮市から補助金などの支援というものは検討していないのか。

産業振興部
 まずは、企業の自社の力で立ち直ってもらいたい。無利子の融資などを活用し頑張ってもらい、ヨーグルトなどを庁舎内で販売して職員にも買ってもらうなど、販売網を広げる手伝いをしようと考えている。

記者
 学校が再開されれば、注文もすぐに始まるのか。

産業振興部
 給食センターが稼働すれば、すぐに始まる。

記者
 現時点では、富士宮市は4月の入学式から始まることになるのか。

産業振興部
 3月19日まで学校休業期間で、春休み明けから新学期となるので、富士の国乳業もその予定で牛乳を準備することになると考えている。

記者
 一日分の牛乳は廃棄処分したと聞いているが、廃棄処分した被害分も融資で対応するのか。

教育部
 3月2日の一日分は早めに給食を止めた。原料については市で支払うことで手続きを進めている。

お問い合わせ

企画部 広報課 広聴広報係

〒418-8601 静岡県富士宮市弓沢町150番地(市役所3階)

電話番号: 0544-22-1119

ファクス: 0544-22-1206

メール : koho@city.fujinomiya.lg.jp

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