市長定例記者会見(令和元年11月)
2019年11月28日掲載
市長定例記者会見(令和元年11月)について掲載しています。
市長定例記者会見(令和元年11月)
日時:令和元年11月18日(月) 10:00~
場所:市議会第二委員会室
内容
- 市議会11月定例会議案
- 高校生中国派遣研修事業参加者募集
- デザインマンホール蓋の完成及び設置場所の決定
- 白糸ノ滝売店移転集約化事業イメージパース図の完成
- 富士宮市立病院整形外科における時間外受入の時間延長
市議会11月定例会議案
今回の議案送付件数は、17件です。
内訳は、条例が4件、補正予算が7件、報告が1件、人事案件が1件、一般議案が4件であります。
議案の主なものについて、説明いたします。
「議第77号」の「令和元年度一般会計補正予算(第3号)」について説明いたします。
お手元に配布いたしました、令和元年度11月補正予算の概要をご覧ください。
今回の補正予算は、平成31年4月1日付け職員配置換え等に伴う人件費のほか、新稲子川温泉ユー・トリオのレジオネラ属菌の対応に係る調査費及び防災減災対策に資する国土強靱化地域計画策定に係る経費の追加など、緊急性の高い事業を主体に予算措置し、今後の財政需要に対応するため、財政調整基金への積立てを追加することで財政の健全性維持と基盤強化を図りました。
併せて、国土強靭化地域計画策定委託料のうち、令和2年度の施行分について債務負担行為を設定いたしました。
主要なものといたしましては、決算見込みによる人件費補正として2,269万8千円の減額、新稲子川温泉ユー・トリオのレジオネラ属菌の対応に係る経費として859万1千円の追加、国土強靭化地域計画の策定経費として400万円の追加、ふるさと納税におけるふじのみや寄附金の事業経費として2,080万円の追加、財政調整基金への積み立てとして1億円を計上いたしました。
この結果、一般会計については、現計予算額446億5,100万円に、補正額の1億7,100万円を追加し、補正後の予算規模は448億2,200万円となるものであります。
また、新規条例として「議第72号 富士宮市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例制定について」を議案として送付しております。
質疑応答の要旨
記者
補正予算のユー・トリオのレジオネラ属菌の調査は、何が問題で、今回どういう解決策を図ることの費用なのか。
観光課
源泉井戸が古いので、この井戸が今後も使えるかどうかを見極める調査の費用となる。調査内容は、水中カメラを入れて調査するほか、湯量が確保できるかどうかを調査し、今後の方向性を決めるための調査となる。
記者
基本的には調査費と考えてよいか。
観光課
レジオネラ属菌が検出されたことから、今後井戸が使えるものかどうかを調査する。滅菌をしっかりすることで使えるようになるが、湯量の問題などを水中カメラを入れながら、井戸がどのような状態になっているのかを調査する。
源泉の調査としては、約460万円となる。
市長
今の井戸を使うかどうかということになるが、源泉にレジオネラ菌が混入しているということがあるので、源泉をお風呂に引き込むまでに浄化できれば、今の井戸が使えることになる。新しい井戸は、費用が掛かるので掘る考えはなく、今の井戸をどういう風に使っていけるかを調査する。
記者
国土強靭化地域計画の具体的な内容はどういうものなのか。
危機管理局
この事業は、強くしなやかな国民生活の実現を図るための防災・減災等に資する国土強靱化基本法に基づくもので、当市が重点的に取り組むべきインフラ整備や耐震化など、防災・減災計画を位置づける国土強靭化地域計画を策定する。多くの自治体が初めて策定するものであり、県を含め県内でも7団体ほどしか策定していない。当市においても、専門のコンサル業者に業務委託して計画策定に取り組むための補正予算となる。
事業費は、全体で600万円、令和元年度400万円、債務負担で200万円と、2か年の計画となっている。
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11月補正予算概要
(PDF 92KB)
高校生中国派遣研修事業参加者募集
富士宮市では、令和元年度新たに高校生中国派遣研修事業として、高校生15人を中国の紹興市、上海市、杭州市の3都市に派遣いたします。派遣期間は、令和2年3月22日の日曜日から26日の木曜日までの5日間であります。
これに伴い、1月10日の金曜日まで、参加者を募集いたします。応募資格は、市内に居住する高校1・2年生で、異文化、国際交流、産業分野などに関心があり、市や国際交流団体が実施する事業に積極的に取り組める者であります。応募には、参加申込書と「参加動機」を書いた、800字程度の作文を市民交流課へ提出していただき、その後の面接により選考いたします。
この事業は、グローバル化が進展する中で、中国の急速で大規模な産業分野の発展に関して、現地の見学などで見識を深め、国際社会における客観的な視点を養い、国際競争力を主にした国際理解意識を醸成することを目的としております。また、友好関係提携都市である紹興市を訪問し、現地の学生と交流し、両市の友好深化の一助とすることを目的としております。
研修では、現地の先端的なIT企業の見学や、電子決済、リニア乗車などを体験いたします。また、上海市内でのフィールドワークや文化的、歴史的な名所の見学などを予定しております。
このほかに、事前研修を3回、研修成果の報告である事後研修を1回行います。
参加費用については、約17万円の費用の内、半額を補助いたします。また、就学支援制度または奨学給付金制度の適用を受ける家庭などについては、全額を補助いたします。
この研修により、将来の日本を支える高校生に国際感覚を養い、世界で活躍できる国際競争力を身に付けてほしいと思います。
質疑応答の要旨
記者
補助金額2分の1ということだが、就学支援制度または奨学給付金制度の適用を受ける家庭、および同制度等の適用を受ける家庭状況に相当する家庭と認める場合は全額を補助するとあるが、就学支援制度と奨学給付金制度は、どのような家庭が受けられるのか。
市民交流課
家計が苦しい方については、高校に通学するのに、この制度を活用している。そういった制度を活用している方は全額補助するものとなる。児童扶養手当の支給を受けている世帯が該当する。
中学生のニュージーランド派遣も、制度を受けている方は同様に全額補助をした。
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情報提供資料(高校生中国派遣)
(PDF 89KB)
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添付資料(チラシ)
(PDF 129KB)
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添付資料(参加申込書)
(PDF 72KB)
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添付資料(募集要項)
(PDF 97KB)
デザインマンホール蓋の完成及び設置場所の決定
富士宮市では、下水道事業のイメージアップと観光客の誘客を目的に、デザインマンホール蓋への交換を検討してまいりました。この度、デザインマンホール蓋が完成し、設置場所が決定いたしました。
デザインマンホール蓋の設置については、昨年の高校生議会での意見が実現したものであります。
デザインマンホール蓋は、3種類を2枚ずつ計6枚を作成し、富士山世界遺産センターや駅、湧玉池、市役所周辺など、中心市街地の歩道に設置いたします。設置時期は、年内を予定しております。設置場所の詳細につきましては、添付資料の設置位置図をご覧ください。
デザインは、市民の意見を取り入れたいと考え、デザインへの関心と技術力のある、市内の高校の美術・芸術部から募集し、約4千人のアンケート調査の結果を踏まえ、星陵高等学校美術部の作成した2種類のデザインに決定いたしました。もう1種類は、デザインマンホール蓋作成業務の受託者が作成したデザインの中から選定いたしました。
3種類のデザインについて、簡単に説明いたします。
一つ目は、富士宮市のイメージキャラクターであります、さくやちゃんと富士山を中心に、旧芝川町の美しい自然の一つである竹をデザインしております。富士宮の文字は、名物である富士宮やきそばの看板をイメージしております。
二つ目は、富士宮市の中心に位置する富士山本宮浅間大社周辺から見た宝永山のある富士山を背景に、豊かな湧水による観光名所の白糸ノ滝と、その水によって育ったニジマスとやきそばの食文化をデザインしております。
三つ目は、朝霧高原の一角に位置する田貫湖から見ることのできる大沢崩れを正面にした富士山と、湖面に映る逆さ富士をデザインしております。周りは市の花であるふじざくらと歴史的景観の代表として鳥居をイメージしております。
また、デザインマンホール蓋は、記者会見後に1階市民ホールに、22日まで展示をいたします。
新たな観光客層にデザインマンホール蓋を見に来てもらうことで、富士山世界遺産センターや駅周辺などの中心市街地の回遊性を増やし、地域の賑わいにつなげて行きたいと考えております。
質疑応答の要旨
記者
市内の高校だけ募集したのか。何件くらい応募があったのか。
下水道課
市内の高校6校に募集を行い、28作品の応募があった。その中から2作品を決定した。
記者
6枚作製するのにいくらかかったのか。来年以降も続けるのか。
下水道課
6枚の蓋の作製に約92万円、蓋の設置工事に約100万円、その他参加してくれた学生への記念品など、合わせて約200万円となっている。
今後の計画については、設置した後の状況を確認した中で検討していく。
記者
今後作成した場合のコストはどれくらいか。
下水道課
通常の蓋の値段は約6万円だが、デザインマンホールは着色に約2万円かかるので、約8万円かかる。
市長
デザインマンホール蓋は、マニアに人気がある。
記者
マンホールカードなどを今後製作する予定はあるか。
下水道課
マンホールカードは設置後でないと申請できない。最短の設置申請が2月になるので、まず1枚を、著作権を有する下水道広報プラットフォーム事務局に登録申請を提出する予定となっている。申請後、抽選が通れば、4月以降にマンホールカードの作成ができる予定となる。
記者
設置は2月ごろなのか。
下水道課
設置は年内を予定している。設置申請が2月ごろを予定している。
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情報提供資料(デザインマンホール蓋)
(PDF 87KB)
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添付資料(マンホールデザイン画)
(PDF 116KB)
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デザインマンホール蓋設置位置図
(PDF 517KB)
白糸ノ滝売店移転集約化事業イメージパース図の完成
富士宮市では、世界遺産富士山構成資産白糸ノ滝の周辺整備として、売店の集約化をすすめており、この度、新たな売店エリアのイメージパース図が完成いたしました。
白糸ノ滝周辺では、来訪者の安全性及び快適性を確保するため、老朽化した売店を集約する新しい売店エリアを造り、快適な空間と良好な景観を形成することを目指しております。
新しい売店エリアは、駐車場と滝への散策路の間にあり、8店舗分の区画を整備し、第1期と第2期に分けて、店舗を移転する計画であります。
売店移転に向けては、これまで売店関係者と市で「白糸ノ滝売店移転協議会」を設置し、様々な事項について協議及び意見交換を重ねてまいりました。
現在、第1期の新店舗建築工事に着手し、来年の春には4店舗がオープンする予定であります。
新店舗は、富士山や滝周辺の環境に調和した景観を形成し、高さや屋根形状、色彩やデザインに統一感をもたせ、店内から富士山が眺望できるとともに、採光や風通しに配慮し、入りやすい店構えの建築物としております。
また、店舗に立ち寄りやすく、楽しみながら回遊できるよう動線を誘導し、様々な景色や路地からも富士山を楽しむことができるよう、建物をランダムに配置いたしました。
売店を集約化することにより、白糸ノ滝を訪れた人たちが、売店に立ち寄り、富士山を眺め、ひと休みしながら買い物を楽しむ、そんなエリアが完成いたします。
質疑応答の要旨
記者
元々売店は何店あったのか。
観光課
売店移転事業を始めるときに11店舗あったが、市で用意するのは8店舗となっている。事業を継続しない事業主や移転をしない方もいる中で、8店舗の方が移転に理解をしてくれて、第1期として4店舗が事業を進める。
記者
第一期工事の予算はどれくらい計上しているのか。
観光課
造成工事は約1億円、売店については、個々に資金を用意してもらう。
記者
国の補助割合はいくらなのか。
世界遺産課
建物を撤去して買い上げるのと補償については、文化財の補助が8割、建物を建てるのに関しては、商業施設なので観光補助として2分の1となっている。
記者
撤去から建てるまで、全部合わせて1億円なのか。
世界遺産課
造成に関して1億円で、各建物を買い上げる補償に関しては、建物がそれぞれ違うので個々に金額が違う。
記者
土地はどこのものなのか。
観光課
移転用地は市の用地であり、8店舗分を用意し、賃借料をもらう。
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情報提供資料(白糸ノ滝イメージパース図)
(PDF 86KB)
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添付資料(イメージパース図)
(PDF 4483KB)
富士宮市立病院整形外科における時間外受入の時間延長
富士宮市立病院の整形外科では、医師確保が困難であったことなどから、時間外における救急患者の受け入れができない状態にありましたが、平成31年4月から医師が4人体制となり、診療体制を整えてきた結果、去る11月11日から、平日の救急患者の受け入れ時間を、夜10時まで延長することといたしました。
今後とも、医師確保をはじめとする診療体制の充実に努め、富士宮市における二次救急医療機関として、市民の期待と信頼に応えてまいります。
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情報提供資料(市立病院整形外科)
(PDF 65KB)
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