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市長定例記者会見(令和元年8月)

2019年08月08日掲載

市長定例記者会見(令和元年8月)について掲載しています。

市長定例記者会見(令和元年8月)

日時:令和元年8月2日(金) 10:00~
場所:市議会第二委員会室

内容

  1. スペインホストタウンイベントについて
  2. 広島市への中学生派遣事業について
  3. 韓国栄州(ヨンジュ)市文化産業交流訪問団の来訪中止について

スペインホストタウンイベントについて

 富士宮市は、スペインのホストタウンとして内閣官房東京オリンピック・パラリンピック推進本部事務局に登録しております。そのため、昨年に引き続き、スペインの空手ナショナルチームが今年も9月6日から8日に開催されるプレミアリーグ東京大会に出場するにあたり、8月24日(土曜日)から9月4日(水曜日)まで、富士宮市で事前合宿を行います。

 富士宮市では、これに併せて、8月を「スペインホストタウンイベント月間」とし、スペインとの人的交流や文化交流を目的として、さまざまなイベントを開催いたします。

 イベント期間中は、ホストタウンとして、オリンピックを盛り上げるとともに、市民が外国の一流アスリートと触れ合う機会や、スペインの文化・歴史に触れる機会をさらに増やしていくために、市民と選手たちが直接交流することができる場を数多く設けます。

 まず、市民体育館において、5日間で8回、1時間の公開練習を行っていただく予定であり、選手たちの練習の様子を見ることができます。
 また、合宿期間中には、まちなかで観光協会主催による「富士宮バル」が開催されます。富士宮バルでは、観光協会が発売するチケットで、市内の参加飲食店自慢の1品とドリンクを楽しむことができます。8月27日から29日の3日間は、スペイン選手団をはじめ関係者が、このチケットを持って、市内の飲食店で自由に夕食をとるため、市民と選手たちが直に交流することができます。
 そのほか、9月1日(日曜日)には、市民体育館において、小学生を対象とした、スペイン空手チーム合同練習イベントを行います。

 また、この合宿期間にあわせて、浅間大社西側の「宮のにぎわい広場」において、駐日スペイン大使館などの後援を受け、市民有志の団体との共催による「フェリア・モンテ・フジ」を開催いたします。このイベントは、8月24日から9月4日まで開催し、市民やスペイン選手たちに、目で、耳で、舌で、文化交流を楽しんでいただこうというものであります。
 出店ブースでは、スペインの食文化を堪能できるタパスやパエリヤ、シェリー酒の提供、また、細長いひしゃくを使ってシェリー酒をグラスに注ぐ「べネンシアドール」の実演などが予定されております。
 ステージ部門では、ゆかたでフラメンコ、べネンシアドール体験、ギター演奏、空手演武などスペイン文化や空手に触れていただきます。
 そして、展示ブースには、スペインの文化紹介、写真パネルの展示、選手たちへの応援メッセージ寄せ書きコーナーなどを設けます。

 また、スペイン空手チームの合宿に先立ち、8月5日(月曜日)から6日(火曜日)にかけて、市役所1階市民ホールにおいて、スペインをはじめ世界の著名人により絵付けされた起き上がりこぼしを展示いたします。
 この絵付け起き上がりこぼし展示プロジェクトは、東日本大震災復興への想いを形にするため、世界的に有名な日本のデザイナー高田賢三氏(KENZO)の発案で始められたもので、日本の郷土玩具であるまっ白な張り子の起き上がりこぼしに、世界の著名人や世界で活躍する日本人が絵付けした作品を世界各所で展示する活動であります。活動開始当初、スペインでも作品が集められ、展示会を行ったこともあり、スペインの現代フラメンコ女王やサグラダファミリア主任彫刻家の外尾悦郎氏など、スペインにかかわる方の作品も多くあります。このプロジェクトの事務局長が富士宮市在住の方であったことから、今回、全面的な御協力をいただき、スペインホストタウンイベントの一つとして、この展示が実現しました。
 この起き上がりこぼしは、9月4日から東京の国立新美術館で開催される二科展で特別展示されるものですが、そのうち、25体のカラフルな起き上がりこぼしを市役所で展示いたします。

 こうしたスペインホストタウンイベントなどを通じて、富士宮市民のオリンピックへの機運を醸成するとともに、まちなかの賑わいや子どもたちをはじめとする多くの市民の国際感覚が向上することを期待しております。
 そして、スペインのホストタウンとして「おもてなしのまち富士宮」「世界遺産富士山のあるまち富士宮」を世界に向けてPRし、さらなる国際文化都市へ発展していきたいと考えています。

広島市への中学生派遣事業について

 富士宮市では、昭和59年10月2日の「核兵器廃絶平和都市宣言」制定から35周年を迎えるに当たり、8月20日(火曜日)から21日(水曜日)まで、市内の中学校の代表生徒17人を、被爆地広島市へ派遣することにいたしました。

 この事業は、次の時代を担う市内の中学生を、原子爆弾が投下された被爆地広島市へ派遣し、子どもたちが戦争の悲惨さを知ることで、平和の大切さ、命の尊さを学ぶとともに、派遣報告会などを通して、多くの市民に向けて核兵器廃絶及び世界の恒久平和への意識を啓発することを目的としたものであります。

 子どもたちは、原爆ドームや平和記念公園、4月にリニューアルオープンした広島平和記念資料館本館を、現地ボランティアガイドの解説とともに見学いたします。そのほかにも、反戦漫画の「はだしのゲン」の舞台となった本川小学校の見学、原子爆弾が投下された時に開かれた臨時野戦病院に一万人の被爆者が収容され、その遺骨や遺品が戦後数多く発掘された似島(にのしま)訪問、被爆後 “ヒロシマ復興のシンボル”と言われている広島電鉄の被爆電車に乗るなど、現地での体験から平和について学習いたします。

 なお、午後3時から7階特大会議室において、結団式を行うとともに事前研修として、静岡県原水爆被害者の会顧問 川本司郎さんを講師とした被爆者体験講話を行います。

 この事業により、戦争や原爆の悲惨さ、平和の尊さについて関心を深め、富士宮市といたしましては、SDGsの全体の目的である「平和」の実現のために、核兵器廃絶及び世界の恒久平和への意識啓発を図ってまいります。

韓国栄州(ヨンジュ)市文化産業交流訪問団の来訪中止について

 富士宮市の友好交流関係都市である、韓国栄州市訪問団が文化交流及び産業交流を目的に、8月2日(金曜日)から5日(月曜日)まで富士宮市に訪問する予定でしたが、栄州市からの申し出により中止になりましたのでお知らせいたします。

 今回、栄州市からは25人の訪問団を受け入れ、文化交流として、3日(土曜日)の御神火祭りオープニングセレモニーでの舞踊披露や、産業交流として、富士ひのき加工協同組合にて富士ひのきの加工現場などの視察や関係者との会議を予定しておりました。

 この度の訪問中止につきましては、昨今の日韓関係の情勢悪化により、栄州市から訪問中止の申し出があったものであります。7月24日に市担当者から通訳を通じて連絡があり、その後、栄州市長から7月26日付けで送付された、訪問中止とお詫びの文書を、7月30日に正式に受理いたしました。
 富士宮市といたしましては、最大限の「おもてなし」を計画しておりましたが、大変残念なことであります。

 富士宮市と栄州市は、子どもたちのサッカー交流をきっかけに、平成24年11月5日「友好交流関係都市提携」の調印をし、以来、相互訪問など交流を重ねてまいりました。

 今年は中止となりましたが、平成28年5月に交わした「交流協力合意書」により、来年は富士宮市が栄州市からの招待を受ける番になります。
 来年、栄州市から招待を受けた際には、快く受け入れ、富士宮市訪問団として栄州市を訪問し、市民訪問団派遣事業を継続してまいりたいと考えております。

質疑応答の要旨

記者
 栄州市長から何故中止にするのか具体的な理由はあったのか。

市長
(栄州市長からの手紙読み上げ。)
 手紙の内容から、栄州市長は富士宮市に来たかったが、韓国での全国市長協議会で日本への公務出張はしばらくしないとの発表によるものと認識している。

記者
 全国市長協議会での決定があったから従わざるを得なかったということか。

市長
 そのとおりである。誠に残念だという思いなので、仕方がないと感じている。

記者
 市長としての気持ちを、もう一度伺いたい。

市長
 非常に残念だと感じている。
 今回、韓国の国宝級の歴史的建造物の修繕などをするのに、富士ひのきのような密度の濃いものを使いたいとのことで、材木の専門家も来る予定だった。経済交流の第一歩になるとの思いがあった。
 文化交流として、御神火祭りの舞台で舞踊を披露してもらう予定もあり非常に良い交流ができると思っていた。

記者
 今年は招待する年のようだが、子どもの交流はどうなのか。いつ頃を予定しているのか。

市長
 中学生以上の交流は続ける予定である。
 中学生交流事業は、今年は富士宮市で受入れの年となっている。日程は11月2日から6日までで、市内の見学や秋祭りの見学、中学校との交流を計画している。中学生は来日するという意向を確認している。
 
 高校生は、栄光高校受入れを予定している。
 2年前から市内の高校を訪れ交流をしている。今年も10月ごろを予定しており、現時点では来日する意向を確認している。富士宮北高に受入れを依頼し、10月25日に対応可能とのこと。

 富士宮市サッカー協会では、毎夏開催する少年少女富士山カップの5年ごとの記念大会に栄州市から招待している。2020年は第35回の記念大会となるため、招待する意向であることをサッカー協会に確認した。4年前の第30回大会ではSARSの影響で大会参加は中止となったが、同年11月に来訪し、市内のサッカー少年少女と交流した。
 
 ダンサン中学校の受入れとして、10月22から25日に来日し、富士宮市で2泊する予定だったが、7月17日に訪問中止の連絡があった。

記者
 ダンサン中学校の訪問は中止になったが、サッカー大会は招待し、今年の中学生、高校生の受入れは予定通りということでよいか。

市民交流課
 そのとおりである。サッカー大会は来年だが、中学生と高校生の交流については、来日する意向であることを7月26日に確認した。
 
市長
 これは、日韓の国同士の問題がいつまで続くのかが問題である。来年まで続いた場合には、深刻な問題になる。

記者
 韓国での公務出張の範囲がどこまでかは分からないと思うが、どう考えているか。

市長
 自治体と自治体が、友好都市の協定を交わしての交流なので、公務と考えている。

記者
 中止になったことの市長の気持ちと今の日韓関係について、話をいただきたい。

市長
 非常に残念な思いでいる。早く日韓関係を友好的にしてもらい、これからも末永く日韓の地方自治体同士の繋がりを長く続けたい。

お問い合わせ

企画部 広報課 広聴広報係

〒418-8601 静岡県富士宮市弓沢町150番地(市役所3階)

電話番号: 0544-22-1119

ファクス: 0544-22-1206

メール : koho@city.fujinomiya.lg.jp

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