市長定例記者会見(令和元年7月)
2019年07月18日掲載
市長定例記者会見(令和元年7月)について掲載しています。
市長定例記者会見(令和元年7月)
日時:令和元年7月8日(月) 10:00~
場所:市議会第二委員会室
内容
- 富士山お山開きについて
- 緊急輸送路沿いのブロック塀等の撤去及び改善費用の補助金改正について
- 首都圏シティセールス推進事業「EーBIKEを活用した地域の新たな魅力発信事業(富士山コース)」の実施について
富士山お山開きについて
7月10日は、富士山お山開きが行われます。
このお山開きには、1860年に外国人として初めて富士登山に成功した、初代駐日英国公使ラザフォード・オールコック卿にちなんで、毎年、駐日英国大使館から来賓をお招きしております。
今回はデイヴィッド・エリス首席公使にご臨席いただきます。
当日は、富士山本宮浅間大社第二鳥居前で富士登山一番バスを出迎え、安全祈願祭を行ったあとに、浅間大社本殿で開山祭神事、祈祷殿前で開山式典が行われます。開山式典では、英国首席公使と大宮小学校の児童との交流会を予定しております。
その後、村山浅間神社において入山式が行われます。ここでは、水垢離場にて富士根北中学校の生徒による禊神事やオールコック記念碑献花のほか、英国首席公使と富士根北小・中学校の生徒との交流会や地元村山区の皆さんとの日英親善交流会を予定しております。
夜には、浅間大社祈祷殿前において、富士の山かみ灯りコンテスト表彰式とミス富士山コンテストが開催され、令和になって初めての第31代ミス富士山グランプリとミス富士山が決定いたします。
そして、神田川ふれあい広場において、駿州白糸原(すんしゅうしらいとはら)手筒花火保存会による奉納手筒花火の素晴らしいパフォーマンスで、お山開きの1日のフィナーレを飾ります。
いよいよ、「富士山夏山シーズン」を迎えるわけですが、6月もこの場で発表させていただきましたとおり、市からの補助を受け、富士山富士宮口五合目レストハウスでは、トイレの改修工事を行いました。全ての便器を洋式化し、男子トイレの小便器を取り替え、床・壁・天井などの補修や塗装などを行い、6月28日に完成いたしました。登山者には、新しくなったトイレを快適に使用していただきたいと思います。
さて、すでにご承知のことと思いますが、須走ルートと吉田ルートでは、合流点より山頂に近い場所で石積みが崩落し、現在、復旧工事が行われていると聞いております。
富士宮ルートにつきましては、例年通り7月10日の9時に山頂までの登山道が開通となります。
登山者の皆さんには、十分な装備とゆとりを持った登山計画で、安全で安心な富士宮口からの登山を楽しんでいただきたいと思います。
質疑応答の要旨
観光課
(五合目のトイレの状況について)
工事が、無事に7月10日前に完了し、現在使用している。臭いなども無くなり、きれいになったので、良い状態で提供できる。
事業費用が約1100万円、市の補助が500万円、国の補助が330万円くらい、差し引いた部分が自己負担となる。
事業報告を受けたら、写真を送らせてもらう。
記者
トイレはもう使われているのか。
観光課
男性側から工事を行い、続いて女性側を工事し、女性側が6月28日に完了した。
記者
市長の発表のとおり、完了したのは6月28日でよいか。
観光課
事業者から、6月28日に工事完了の報告を受けている。
記者
男性、女性両方とも完了したのか。
観光課
最終的に女性側が完了したのが6月28日になる。
市長
長い間気になっていたところが、解決できた。富士山の表玄関口として整備ができて良かった。
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情報提供様式(富士山山開き)
(PDF 89KB)
緊急輸送路沿いのブロック塀等の撤去及び改善費用の補助金改正について
富士宮市では、地震発生時における、ブロック塀や石積みなどの倒壊による被害を防止するため、ブロック塀などの撤去及び改善を行うものに対して補助金を交付しております。
今回の改正は、災害時における緊急輸送路である、国道や県道、市内の防災拠点を結ぶ主要な道路の安全確保をより一層高めるため、7月4日から緊急輸送路沿いのブロック塀などの撤去を行う場合の補助金を引き上げるものであります。
また、ブロック塀などの撤去後に、フェンスや生垣の設置など改善を行う場合の設置費への補助金を新設いたします。
内容につきまして、簡単に説明いたします。
まず、緊急輸送路沿いの「ブロック塀などの撤去のみを行う場合」については、これまで限度額を20万円、補助率を4分の3としていましたが、限度額を30万円に、補助率を10分の9に引き上げました。
次に、「ブロック塀などを撤去後にフェンスなど又は生垣を設置する場合」において、「ブロック塀などの撤去費用」については、従前どおり、限度額を20万円、補助率を4分の3といたしますが、それに加えて、「フェンスなどの設置費用」対しても、限度額を16万6千円、1m当たりの基準額を38,400円、補助率を3分の1とした補助を、また、「生垣の設置費用」に対しては、限度額を33万3千円、1m当たり基準額を38,400円、補助率を3分の2とする補助を新設いたします。
今回の改正により、緊急輸送路沿いに危険なブロック塀などがある方には補助制度の利用を検討していただきたいと思います。
富士宮市といたしましても、万が一の災害時における緊急輸送路の安全確保に努め、災害に強いまちづくりが、より一層進むように、市民からの要望を待っているだけではなく、ブロック塀の所有者に積極的に補助制度の活用を促してまいります。
質疑応答の要旨
記者
ブロック塀の撤去は、法令上義務付けられているのか。
建築住宅課
法令上義務付けはされていない。撤去を推進していくことになる。
記者
撤去しないで、そのままでも良いのか。
建築住宅課
低いものはそのままでも良いが、補助金対象は全撤去の場合になるので、高いものの撤去に併せて全撤去をお願いする。
記者
市としては、全部撤去したいのか。
建築住宅課
撤去したい。
記者
緊急輸送路は、総延長何kmくらいで、補助対象が何件くらいあるのか。
建築住宅課
緊急輸送路の総延長は不明だが、対象となる路線は、国道が3路線、県道が12路線、市道が50路線となる。詳細な調査はしていないので件数は不明。
市長
これは全部を行うと大変な規模になるが、まずは危険なところから行う。市としてもブロック塀の所有者から言ってくるのを待っているのではなく、巡回しながら積極的に働きかけて行こうと考えている。所有者に理解してもらうように、説得することになる。
記者
低いブロック塀を対象にするのは、県内でも珍しいのか。
建築住宅課
県の基準は、80cmとなっており、県内も、ほぼ80cmが多い。
記者
80cm以下でも全部補助するのは、あまりないものなのか。
建築住宅課
低いところは補助の対象にならないが、全部撤去することを推進している。
記者
県内での状況はどうなのか。
建築住宅課
県内での補助率に比べ、現在の4分の3の補助率も高い方であるが、緊急輸送路として10分の9とこれまで以上の補助としている。
記者
当初予算に組まれていたものなのか。
建築住宅課
TOKAI-0事業として、建築物の耐震とブロック塀が一緒の事業のため、その予算で対応して、不足した時は補正予算となると考えている。
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情報提供資料(ブロック塀)
(PDF 75KB)
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添付資料(補助金制度の案内)
(PDF 106KB)
首都圏シティセールス推進事業「EーBIKEを活用した地域の新たな魅力発信事業(富士山コース)」の実施について
富士宮市では、市内で高性能電動アシスト付き自転車「E-BIKE(イーバイク)」のレンタル事業を開始する加和太建設株式会社と連携し、7月20日土曜日に、市街地から富士山5合目までの区間を「E-BIKE」で走る「富士山コース」のモニターツアーを実施いたします。
このモニターツアーは、加和太建設株式会社の「E-BIKE」を使用し、「富士宮市首都圏シティセールス戦略指針」に基づく事業として、坂道を苦にせず登れる「E-BIKE」を活用することで、標高差が日本一あるまちの強みを活かして、豊かな自然とサイクリングを組み合わせた、富士宮市の新たな魅力として発信しようとするものであります。
モニターには、動画共有サービス「YouTube」のチャンネル登録者が16万人で、自転車関連の動画で圧倒的知名度を誇るユーチューバ—の「けんたさん」や、雑誌や著書などで、新しい情報を広く紹介しているライターの「スタパ斎藤」さんなど、情報発信力の高い方6人を予定しております。
今回の「富士山コース」は、「E-BIKE」のレンタル発着場所である、ゲストハウス掬水をスタートし、富士山本宮浅間大社、山宮浅間神社を経由して、富士山五合目を目指すものであります。
ツアー終了後には、ゲストハウス掬水において報告会を予定しております。
今後、このモニターツアーの結果を踏まえ、「E-BIKE」を活用することで、富士宮市ならではの新たな自転車の活用を展開していきたいと考えております。
なお、登山道は旧料金所から上はマイカー規制をしておりますので、交通量はあまり多くありませんが、その下の道路については通常通りです。しかし、自転車専用道路もなく、歩道もなく、道路幅も狭く、急勾配であることから、危険性を伴うために十分な注意が必要と考えられますので、E-BIKE利用者には安全運転に心掛け、事故や怪我の無いように務めていただきたいと思います。市といたしましても、このイベントについて警察のご協力も必要ですので、警察に対しても連絡・報告をいたしてあります。
質疑応答の要旨
記者
E-BIKEは、午前9時から午後5時までとなっているが、時間は間に合うのか。
地域政策推進室
試走を行っている。9時にスタートして15時までには戻ってこられる予定になっている。
記者
E-BIKEのレンタルは、もう始まっているのか。
地域政策推進室
7月20日から加和太建設がゲストハウス掬水でレンタル事業を始める。
記者
現状では、コースは富士山コースだけなのか。
地域政策推進室
市としては、シティセールスとして富士山五合目コースをモデルコースとして作るが、秋には朝霧高原に向かうコースのモニターツアーをモデルコースとして作ろうと予定している。
加和太建設の行うレンタル事業については、五合目や朝霧高原のコースに限らず、市街地を回るのに使うことも考えている。
記者
ツアーとしてレンタルを行うのが初めてということか。
地域政策推進室
7月20からレンタルを行うのが初めてで、モニターツアーも今回初めて行う。
記者
ツアー参加者は、一般の人でも参加できるのか。料金はいくらなのか。
地域政策推進室
モニターツアーは、市が魅力を見つけるツアーになるので、ユーチューバーなどの6人を決めている。レンタルは、7月20日からなので、誰でも借りられる。料金は、はっきり決まっていないかもしれないが、1日5千円、1時間2千円くらいと聞いている。
E-BIKEは高性能のバイクなので、通常であれば平地で100km走れるが、富士山の2400mの地点まで上るため、一度のバッテリーでは難しいので、7月20日は山宮浅間神社でバッテリーの交換を行う予定でいる。
記者
今後行うツアーでもバッテリーの交換は行うのか。
地域政策推進室
富士山の五合目に行くツアーについては、予備のバッテリーを持って行くことになる。
記者
掬水から五合目まで何kmあって、何分くらいかかるのか。
地域政策推進室
浅間大社から富士山五合目まで35km、標高差が2,300m以上、時間は行きが4時間、帰りが2時間くらいかかる予定でいる。
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情報提供資料(EーBIKE)
(PDF 91KB)
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