世界遺産文化交流都市提携に向けて
2024年10月02日掲載
富士宮市では、世界遺産富士山があるまちとして、ネパール バグマティ州 カーブレパランチョーク郡 マンダン・デウプール自治体との世界遺産文化交流都市提携を目指していきたいと考えています。
※ 令和6年10月21日から26日までの間で予定しておりましたネパールのマンダン・デウプール自治体への訪問につきましては、9月下旬に首都カトマンズやその近郊で発生した豪雨の影響により、洪水・土砂崩れが発生し、住宅の浸水や幹線道路の通行止めなど甚大な被害が生じている状況を鑑み、延期することとなりました。なお、今後につきましては、マンダン・デウプール自治体と協議し、改めて訪問日程等を調整します。
マンダン・デウプール自治体の基本情報
・人口 31,261人
・面積 約89km2
・標高 約2,000m
・時差 -3時間15分
マンダン・デウプール自治体の概要
マンダン・デウプール自治体は、ネパールのバグマティ州のカーブレパランチョーク郡にあります。
2017年3月10日にマンダンの4つとデウプールの3つの村が合併し再編成されました。
マンダン・デウプール自治体は、ネパールの首都カトマンズから北東に位置し、その中心都市はナガルコットで、カトマンズ国際空港から約30kmの距離にあります。
ナガルコットは、ネパールで最も人気のある観光地の1つで、エベレストを含むヒマラヤ山脈や世界文化遺産のカトマンズの渓谷の景色を眺めることができます。
ネパールの概要(外務省HPから引用)
・人口 30,547,580人
・面積 147,000km2
・宗教 ヒンドゥー教(81.3%)、仏教(9%)、イスラム教(4.4%)他
・民族 パルバテ・ヒンドゥー(43%)、マガル(7.1%)、タルー(6.5%)等、民族は100以上。
・GDP成長率 5.6%
・1人当たりのGDP 1,337ドル
・政治体制 連邦民主共和制
・元首 ラムチャンドラ・ポーデル大統領(任期2023年3月~5年)
・首相 K.P.シャルマ・オリ首相(2024年7月15日~)
・国会 二院制
・主要産業 農林水産業、卸売業
・外交 中国・インドに挟まれた内陸国。伝統的に非同盟中立。
・在留邦人数 443名(2023年10月1日現在)
・在日ネパール人数 176,336人(2023年6月末現在)
これまでの経緯
令和4年10月1日~15日
富士山環境交流プラザでエベレスト写真展を開催し、10月8日に駐日ネパール大使が公式訪問する。
令和4年10月6日
駐日ネパール大使からアルジュンダーラ自治体(メチ州ジャパ郡)との都市交流の提案書が送付される。
令和5年9月26日
ネパール大使館を訪問し、相互交流について協議する。
令和5年12月18日
駐日ネパール大使から改めてマンダン・デウプール自治体との都市交流を打診される。
令和6年2月18日
FAIR国際交流フェスティバル2024のオープニングセレモニーで駐日ネパール大使によるマンダン・デウプール自治体のプレゼンテーションが行われ、提案書が渡される。
また、その席において市長ほか6名が大使公邸での夕食会に招待される。
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大使からの提案書 (PDF 334KB)
令和6年4月22日
市長ほか6名が大使公邸夕食会に出席し、市長からマンダン・デウプール自治体との都市提携の締結に向けて努めていくことを約束する親書を渡す。
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大使への親書 (PDF 267KB)
令和6年5月30日
市議会全員協議会で都市交流について説明する。
令和6年7月10日
駐日ネパール大使夫妻を富士山お山開きに招待する。
式典後、A.C.C.国際交流学園を訪問し、ネパール出身の生徒と交流する。
その後、市役所で相互交流について協議する。
令和6年7月30日
ネパール大使館とマンダン・デウプール自治体に7月初旬に発生したネパール全土における豪雨被害へのお見舞いとして、犠牲になられた方々に心より哀悼の意を表するとともに、被災された方々の安全と被災地域の一日も早い復興をお祈りする旨のメッセージを送付する。
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大使館宛 (PDF 247KB)
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マンダン・デウプール自治体宛 (PDF 280KB)
令和6年9月4日
ネパール大使、マンダン・デウプール自治体副市長及び富士宮市の篠原副市長がオンラインにより、マンダン・デウプール自治体と富士宮市の今後の交流について協議する。
令和6年9月17日
富士山と名月を愛でる会と富士宮市の共催イベント「富士山と中秋の名月を愛でる会」にネパール大使夫妻を招待する。
令和6年9月19日
駐日ネパール大使公邸で開催されたネパールの憲法公布記念日を祝うネパールナショナルデーに出席する。
交流の目的と内容
自治体における国際交流が多様化する中、共に神の山として信仰の対象であり世界遺産である世界最高峰の山「エベレスト」と日本最高峰の山「富士山」につながりを見いだし、両自治体間の人的な交流を通じて、両国間の相互理解と友好を深め、特に文化、教育、経済における関係を促進することにより、両国の平和と繁栄に貢献することを希求する。
(1) 文化交流
民俗芸能や歴史文化のパネル写真の展示等により、相互の歴史や文化を知る機会を創出する。
(2) 教育交流
平和への思いを込めたキッズゲルニカの相互展示や富士山学習等による探究的な学習、SDGs(水、環境問題等)に関する学生同士でのオンライン交流イベントを実施し、豊かな人間性や社会性を育む。
(3) 経済交流
世界遺産に触れるための観光交流のほか、国際社会との調和ある発展を図るため、ネパールからの技能実習生の受入れなどを行う。
(4) 行政交流
富士山お山開きやネパールナショナルデー、FAIR国際交流フェスティバルへの出席、訪問団の相互派遣により、両自治体間の親交を深める。
お問い合わせ
企画部 富士山世界遺産課 企画係
〒418-8601 静岡県富士宮市弓沢町150番地(市役所3階)
電話番号: 0544-22-1489
ファクス: 0544-22-1206