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令和2年7月 富士宮市教育委員会定例会(議事録)

2020年09月09日掲載

令和2年7月 富士宮市教育委員会定例会の議事録を掲載しています。


日時

令和2年7月21日(火曜日)
開会:午前9時 閉会:午前10時51分

場所

市議会第2委員会室

出席者

教育委員

事務局

教育長報告

議事内容

教科用図書採択の同意に関する審議を行う時間の都合により、通常の会議日程を変更しました。

(1)市議会6月定例会の報告

質問・意見及び回答

(委員)
答弁の中で、この間の休業期間について家庭学習のサポートとしてeライブラリーの紹介をしているということで、実効が上がっているという回答がありましたけれども、ちょっと気になるのはeライブラリーの使用料なのですが、御家庭に負担がかかっているということはないと思うのですけれども、その点をお聞きしたいということと、それからこの間の休業に関する決定について質疑応答がされたということで承知しておりますが、その中で今回の教育委員会での対応については、私どもが理解しているとおり、適切な対応だったということで確認をしております。その上で、当市教育委員会の規則による教育長委任事務に関して、文面上非常に分かりにくい点があるということを感じました。それにつきましては、また事務局と打合わせをしておりますので、今後対応をお願いをしたいということ、その2つについてお聞きしたいと思います。

(学校教育課)
eライブラリーの使用に関してなのですけれども、もう既にeライブラリーにつきましては契約をしております。その中で使用しているものですから、今回の使用に関しては無料ということになっております。

(教育総務課)
お尋ねの教育委員会規則につきまして、事務局のほうで他市などを研究させていただいた中で、よりよい方向に検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。

(委員)
コロナの第2波、第3波が来るのは本当に困るので、来てほしくないわけですけれども、これは考えていかなければならないことで、議員さん方も質問をされていますが、インターネットの整備について、家庭のいろいろな事情があるわけです。設備の整備ができるという御家庭はよいのですが、家計上というか、いろいろな御家庭がありますので、その整備のできない、そういう家庭についてはどのように考えていくのかということがありましたら、教えていただきたいなと思います。

(学校教育課)
現段階では、例えば近くに身内がいるという家庭で、Wi—Fiの環境があればそこで使っていただくとか、あるいは学校がWi—Fiの環境が整っておりますので、そこのWi—Fiを使って学習をやるということも可能かなと考えております。

(委員)
議会の中で水難事故の関係のものがありましたけれども、四、五年前でしょうか、生徒が水難事故で死亡するという事故がありましたので、またこちらのほう、校長会、保護者、そして地域の連携を取りながら水難事故防止に努めていただきたいと思っておるのですけれども、その辺の対応はどのようになっていますでしょうか。

(学校教育課)
委員のおっしゃるとおり、子どもの命が一番ですので、体育では水泳の授業は行われませんが、水に関わる注意すべきことというのは保健体育科のほうで指導を行うことになっております。また、生徒指導で、長期休業に入る前に丁寧に指導をしていただくようになっております。

各課報告及び質疑等

(2)議第21号 令和3年度から令和6年度まで使用する富士宮市立中学校教科用図書採択の同意について

学校教育課による採択に至る経緯の説明

本案は、義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律によって、富士地区教科用図書採択連絡協議会が選定した教科用図書採択案について、本市教育委員会が同意してよいか審議をお願いするものであります。
最初に、お配りしました資料の確認をお願いいたします。まず、推薦いたします教科書一式が机の上にあるかと思います。また、右上に「富士採択連第1号」と書かれたプリント、それから水色の表紙の「教科書調査研究報告書」、ピンク色の表紙の「教科書センターに寄せられた意見のまとめ」です。よろしいでしょうか。
それでは、まず採択案に至るまでの教科書採択事務に関する経緯を御報告いたします。
無償措置法第12条第1項により、教科用図書採択に当たって県教育委員会は採択地区を設定しており、本市は富士市と共同採択をすることとなっております。
また、同法第13条第4項の規定に基づき、同一採択地区内の市町教育委員会の間で協議を行う方法として、地区教科用図書採択連絡協議会を設けることとなっております。これまでに、本市及び富士市教育委員会教育長、両市校長会長、保護者代表者の6人を委員として、2回の協議会を開催いたしました。
協議会は、より専門的な見地から教科用図書の調査研究を行うことを目的に、富士地区教科書研究委員会を設置しました。研究委員は、本市及び富士市教育委員会から推薦されました41名の先生方でございます。
研究委員会は6月に4日間の調査研究を行い、同月26日に調査研究報告書を協議会長に提出いたしました。これを受け、協議会は先週7月14日に調査報告書を資料として全教科の調査責任者から報告を受け、実際に教科書を見ながら協議し、それぞれの教科において採択案とする1者を選定いたしました。
教科書採択に至る経緯につきましては、以上でございます。よろしくお願いいたします。

国語の採択案への意見等

(委員)
内容全般を見させていただく中で、やはり文字の配列、読みやすさ、それとあと挿絵の配列、これが大変よくできていると思います。
また、先ほども話がありましたけれども、今の生徒たちが親しみのある方を採用するということで、興味を引きつける工夫もされていると思いますので、大変いい本ではないかと思います。

(委員)
SDGsの取組を前面に捉えて展開しているということで、大変重要な観点が書かれているなというふうに思いました。
そのほかの発行者の教科書を見させていただいたのですが、やはりQRコードを使って、まなびリンクとか様々な工夫がされているということで、他者と比較しても優れた教科書だろうというふうに感じました。

(委員)
まず、国語についてなのですけれども、先ほど話にも出ましたけれども、著名な方を取り上げているというところで興味、関心を引くので、いいのではないかなと思いました。また、後半にある資料が充実しているように感じました。
続けて書写に関してですけれども、小学校で学習した楷書から、中学校で学習する行書への導入が、文字を比較することで分かりやすいと感じましたし、QRコードやURLで動画を見られることも実践するに当たってとても参考になると思います。また、文字文化についての文字の変遷の掲載によって、高校における芸術科書道へのつながりを持っていると思いました。それから、説明にもありましたように、日常に生かせるものも多く掲載されていて、いいと思います。

(委員)
どこの教科書会社も見通しを持って学習できるように工夫されているなということを思いましたが、教育出版を選んでくれたということで、私が一番思ったのは、やはり子どもが自学自習をするためには興味の持てる教材を選択するということが大事かなと思いました。1年生で最初に古文が入ってくるわけですけれども、そのときにぐっと引きつけられる教材を私は選択されたなということも思いました。そんな細かいところも配慮されていたなということと、あと一つは、やはりSDGsを意識しながら言語文化への力をつけようという、そういう配慮がなされているなということを強く思いました。
書写についても同じです。書写については、社会生活、これから私たちが社会に出て行く中で生かしていける、そういう力をつけるという実践が大事かなということを思いましたが、そこのところで学習できるなということを思いました。

社会の採択案への意見等

(委員)
ウェブサイトが充実しておりまして、私も見てみましたけれども、他の出版社も用意をしていたのですが、ここが一番教科書内容まで踏み込んだ見解となっておりました。教科書を選定する段階でウェブサイトまで十分力が入っているのかどうなのかという点では、まだ時間がありますので、これから変わっていくとは思いますが、他社の場合は、例えば教科書選定方針しか上げていなかったり、あるいは、内容に踏み込んでいなかったりする会社が多かったところです。教育出版社に関して、この社会は特に充実した内容であったということがあり、推薦については納得をしたところです。

(委員)
地理に至っては親しみのある地元の掲載、それと実生活の中で郷土への造詣が深くなるという分野ではいい掲載だと思います。
また、歴史にいたしましても効果的な資料も入っておりますし、公民の中ではやはり生徒の実生活に関しての資料、それと生徒が自分自身から経験的なものを得るにはふさわしい本ではないかと思います。

(委員)
3年間で学年ごと違う学びをしていくのですが、でも学びには系統性があると思います。そういう中で、各学年の関連性を考えながら教科書を作っているというところに大きな利点があったかなということを思いました。
それから、地図については、文字の大きさ、印刷資料の差、これについて、2つ見て見やすいということを思いました。

数学の採択案への意見等

(委員)
他の教科書に比べてプログラミングに関してかなり優れた資料が用意されているということです。各学年の裏表紙でも言っていますけれども、付録のような形で、スクラッチという言語を使ったプログラムを学年に応じて組んでいるということです。これは今までも当市も含めて静岡県全体で実践がされているというふうに聞いていますので、そういった意味でも現在の進め方にも合った適切な教科書だろうと感じました。

理科の採択案への意見等

(委員)
教科書の中にQRコードが収められております。教科書設計のコンセプトではコンテンツが310か所用意されているということでありまして、特に1人1台の端末環境に向けて一人一人の学習をサポートし、先生の負担を軽減したいという設計思想で書かれたと示されていました。そういう観点から見ても、確かに他社においてもそういう点は工夫されていますけれども、そのボリューム、たくさんの量と、それからそれを前面に出して作られた教科書だということで評価をしています。

音楽の採択案への意見等

(委員)
楽しい音楽と知る音楽、この2つが盛り込まれているなということを思いました。それから、芸術として、伝統として文化との関わりがあること。子どもたちがこれから大きくなる中で、生活や社会と結びついた音楽が学べるなということを思いました。

美術の採択案に係る意見等

(委員)
物を作る上でいろいろな考え方、見方といったものがこれを見ていると捉えやすく、作品作りに生かせていけるものだと思います。写真や図なども明るく見やすく、とてもいいと思います。

保健体育の採択案への意見等

(委員)
有名なアスリート、そしてもう一つは障がい者の方々を取り上げられて、やはり内容やそれに対しての問題、課題も大変充実している本だと思います。

技術の採択案への意見等

(委員)
技術分野では、分かりやすいことがとても評価できました。QRコードで作業が説明されて動いていくというのもとてもいいなと思いました。
それから、家庭科ですが、私は特に家庭科で、大きく今社会が変化している中で、私なんてついていけないような知らない言葉がいっぱい出てきています。そういうことを丁寧に解説しながら、大事なこととして取り上げています。お金の使い方もそうですし、服の着方についても男女問わないという、そういうような中でのいろいろな、育児は夫婦でという、家族でという、そういうようないろいろ具体的に大切なことが、これから子どもたちが大きくなって家庭を持ってという中で、それから社会に出てという中で必要なことがたくさん出ていて、本当に自分でもこういうふうに教科書で勉強できるのはすばらしいなと思いました。

外国語の採択案への意見等

(委員)
今年度から小学校3年生から英語が始まって、5、6年生は教科書を使うような英語の学習になってきています。その中で、この教科書が小学校との接続を丁寧に扱っています。それは、小学校は小学校ではなく、一連の英語の子どもたちへの学びが力として育つものではないかなと思いました。私は、小中学校の接続を一番丁寧に扱っているのがこの教科書だなと思いました。

(委員)
この3年間使うものにおいて、各学年への上手なステップアップの配慮、これがなされていると思います。また、挿絵、それと地域社会という形での取組の中の外国語ということでは大変いい本だと思います。

道徳の採択案への意見等

(委員)
マイプロフィールという項目で、自分を見つめるということで最初に自分の状況を文書にすることとか、あるいは各学年で、学びの記録ということで、記録を残すようなノートがついています。心の動きといいますか、成長を見る上でこういった記録を残すことは非常に重要なことだと思いますので、そういった点では非常にいいのかなというふうに思いました。

(委員)
内容は、生命尊重やいじめ防止に重点を置いているというところで、今現在の子どもたちにとってはすごく大事なものを扱っていると感じました。
それから、先ほどイチロー選手の内容が出てきましたけれども、やはり現代の著名人を取り上げているというところで生徒の興味、関心を引いて、扱えるものだと思います。

閉会

お問い合わせ

教育委員会事務局 教育部 教育総務課 総務係

〒418-8601 静岡県富士宮市弓沢町150番地(市役所6階)

電話番号: 0544-22-1182

ファクス: 0544-22-1242

メール : e-somu@city.fujinomiya.lg.jp

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