外来生物とは
2022年06月28日掲載
外来生物に関する情報について掲載しています。
外来生物は人間の活動によって広がった!
外来生物とは、本来その地域の自然界に天然在来生息していなかったにも関わらず、輸入・運搬・販売・放出など、人間の活動によって他の地域から持ち込まれ、自然環境に入り込んでしまった生物を指します。
他地域の野生生物や愛玩用のペットや園芸用の植物、農業畜産用の家畜、家禽、栽培植物、養殖魚などの生物も指します。
また、海外から日本へ入ってきた生物だけでなく、北海道・沖縄のカブトムシ本土亜種、伊豆諸島などのニホンイタチやニホントカゲ、小笠原諸島などのガジュマルなど、日本国内で移動・放出された場合でも、外来生物として指定されているものもあります。
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水産分野における産業管理外来種 (水産庁のサイトへ) (PDF 4156KB)
特定外来生物とは
外来生物のうち、特に自然生態系などへ悪影響を及ぼす危険がある動植物を「特定外来生物」といいます。
特定外来生物は、外来生物法(正式には「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」)に基づいて指定されており、特定の外来生物による生態系、人の生命・身体、農林水産業等への被害を防止することを目的としています。
北米原産のオオキンケイギクは、強健で冬季のグランドカバー効果が高く、花枯れ姿が汚くないという理由で、緑化のため道路の法面などに利用されたり、ポット苗としても生産、流通されていました。
しかし、あまりの強靭さのために一度定着すると、在来の野草を駆逐し、辺りの景観を一変させてしまう性質を持っています。
人の手でこれ以上拡げないようにするため、環境省では平成18年2月にオオキンケイギクを「特定外来生物」に指定しました。これにより栽培、運搬、販売、野外への放出、拡散は禁じられております。
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オオキンケイギクの特徴 パンフ (PDF 1000KB)
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オオキンケイギク チラシ (九州地方環境事務所 制作) (PDF 570KB)
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ストップ!特定外来生物 リーフレット (静岡県自然保護課) (PDF 6666KB)
富士宮市内で確認されている特定外来生物(8種類)
- 哺乳類:アライグマ
- 鳥類:ガビチョウ、ソウシチョウ
- 魚類:オオクチバス(別名ブラックバス)
- 植物:オオキンケイギク、オオハンゴンソウ、オオカワヂシャ、アレチウリ
関連リンク
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富士山の外来植物ハンドブック (静岡県自然保護課) (PDF 4103KB)
お問い合わせ
環境部 花と緑と水の課 自然保全係
〒418-8601 静岡県富士宮市弓沢町150番地(市役所4階)
電話番号: 0544-22-1169
ファクス: 0544-22-1140